ジャレコ/NMK(日本マイコン開発)
ファミリーコンピュータ
とてもおもしろいパズルゲーム。明るく楽しい雰囲気で、わかりやすく、操作も快適。かなり新鮮なゲームで非常におすすめ!
パズルゲームにニュータイプ登場!
それが「落っことしパズル、とんじゃん!?」です。
難攻不落の牌の配列があなたの頭脳にチャレンジします。
それいけぶたさん!パンチだプッシュだ、
押してダメでも引けないよ!
(説明書・箱の裏より)
■内容
ぶたさんが、麻雀牌をプッシュしたりパンチしたりして牌を動かす。指定のクリア牌を穴すべて落とすとクリア。クリア牌以外の牌も落とせるが、落とせる牌の数が面ごとに決まっている。
落とせる牌の数より多くの牌を落としたり、失牌と呼ばれる牌を穴に落とすと失敗。制限時間や手数制限はないので、じっくり自由に動かすことができる。タイミングなどのアクションもないので純粋にパズルを楽しめる。
ぶたさんは穴の上も移動することができる。
表面99面、裏面40面の全139面。
タイトル画面もじっと見ていると細かく動いていて楽しい。音楽も他にはない雰囲気でけっこう味があって良い。
■操作
Bボタン=プッシュ
ぶたさんが向いている方向に牌を1個分動かす。牌が何個でも押せる。
Aボタン=パンチ
牌を壁や不動牌にぶつかるまで牌を動かす。壁や不動牌にぶつかるまでプッシュするのと同じ。壁まで牌をうごかすときはとても便利。プッシュすべきときにうっかりパンチしてしまったということも・・・。
セレクトボタン
降参。クリアできない状態=詰んでしまったときに使う。
スタートボタン
ポーズだが、とんじゃんには制限時間はないので、特にポーズする必要はないが、ポーズするとぶたさんが寝たりなどするのが楽しい。
■牌の種類と点数
アップル牌=1000点
レモン牌=2000点
ピーチ牌=5000点
ミート牌=10000点
失牌=落とすと失敗になる。
もう一牌=規定数が1つ増える。うらとんじゃんでは出てこない。
チャンス牌=その面でランダムに指定される。落とすと、そのあとすべての得点が、2倍、4倍、8倍になる。1つ落とすと2倍、2つ落とすと4倍、3つ落とすと8倍。面最後のボーナスも倍になるため、チャンス牌が3つ落とせるととても高い点が出せる。8倍だとミート牌1つ落としても8万点なのでとても大きい。が、クリア牌や一部の固定牌以外はランダムなので、運に大きく左右される。
ボーナス牌=その面でランダムに指定される。5000点。
普通牌=それら以外の牌。100点
ノーミスで、残り0イン(規定数いっぱいでクリア)だと、5000点ずつ、10000点はいる(面や運によってはそれがチャンス牌によって最大8倍される)ので、これを続けていくと点数が高くなる。パスワードは点数も記録されるが、コンティニュー(タイトル画面でさっきの続きを選ぶ)と0点にもどってしまう。
■麻雀の役
面によっては、麻雀の役満の役ができることがある。多くは、麻雀の役を知らなくても、規定数いっぱいに入れていけばできることが多い。32000点や48000点のボーナス点。
大三元(ダイサンゲン)白(まっしろい牌)、發、中を3つずつ入れる。
大四喜(ダイスーシー)東南西北を3つずつ入れる。
国士無双(コクシムソウ)1と9の数牌、東南西北白發中をすべて入れる。
緑一色(リューイーソー)緑だけでできている牌のみ入れる。
ほかにもあった気もする。
■ステージスタート
ステージが始まる前に女の人のイラストが表示される。4ステージごとぐらいで人が切り替わり、たくさんの種類がある。明るく、センスある上手な絵なので、絵を描こうとしている人はかなり参考になるところもあると思う。目が特徴的。
5面以降、1面ごとにパスワードを教えてくれる。
ところが、88面で黒いバックで謎の男が出てくる。パソコンを操作しており、どうもこのゲームの問題を作った開発者のようす。それ以上に問題なのが、パスワードを教えてくれないということ(!)
そのため、最後のパスワードの87面から、連続でといていかなければならない。コンティニューは何回でも可能なので無限に挑戦できるのだが、終盤面で難しいことを考えるとけっこう厳しい。99面をクリアすると、エンディングだが、そのあとタイトルが「うらとんじゃん ぐぬぬの逆襲」に変わっている。どうやらあの人物はぐぬぬというらしい。
そこからスタートすると裏1面からはじまるが、ぐぬぬが出てきてやはりパスワードを教えてくれない。裏4面をクリアして裏5面になると、普通にもどりパスワードを教えてくれる。かなりほっとする。
87,88,89,90,91,
92,93,94,95,96,
97,98,99,裏1,裏2
裏3,裏4
と17ステージをパスワードなしで連続でクリアしなければならない。地獄のぐぬぬロードといえるかもしれない。
裏の5面をクリアすると、またぐぬぬにもどり、パスワードがない。そして裏8面をクリアすると、裏9面のスタートでパスワードを教えてくれる。裏では4面ごとにパスワードを教えてくれる。裏はかなり難しく、4面連続で解くのもけっこう大変。。。
裏5面、裏9面、裏13面、裏17面、裏21面、裏25面でパスワードを教えてくれることになる。
ところが、裏25面を最後にパスワードは出てこない。裏29面にいっても裏33面にいってもパスワードがないという、こまったことに。
裏25,裏26,裏27,裏28,裏29,
裏30,裏31,裏32,裏33,裏34,
裏35,裏36,裏37,裏38,裏39,
裏40
裏25面から裏40面までの16ステージを連続でクリアしなければならない。これはとてもきつい。裏地獄のぐぬぬロードといえるかもしれない。大変なぶん、裏40面をクリアしたときの達成感は大きい。
連続で解かなければならない場合、一度に解くのは厳しいので、1日に少しずつ解いていくことになるが、そうすると次に再開するときはまた同じ面を解かなければならない。全部の手をおぼえるのではなく、キーとなる手、ポイントをおぼえておく(またはより確実にする場合はメモしておく)のがいいと思う。ここにこのように動かしたら詰む、最初にこの牌をまずここに動かす、この牌をここまでで止めておくなどなど・・・。
裏ではこのクリアをどこの穴にいれるかで悩むことも多い。穴から逆に見ていって、入れれそうな穴を探すときもあるかもしれない。また、最初この牌をこの穴に入れようとしていたが、どうしてもうまくいかなかったが、違う穴を目指したら解けたということもけっこうある。
ステージスタート時に登場するキャラクターの中には、セリフを最初に言う人がいる。けっこう良いセリフでおもしろい。
「やみくもに動かしてもダメだよ。」とヒントをくれる人がいる。裏では特に重要な意味を持っている気がする。
気長にゆったりと・・・。
GOOD LUCK!★