ボンバザル
ケムコ
スーパーファミコン
良質なパズルゲーム。全130ステージというかなりのボリューム。パズルが好きな方におすすめ。
ステージ上の全ての爆弾と地雷を爆発させ除去し、プレイヤーが爆風に巻き込まれず足場に残ればステージクリア。(ただし、まれに特別な方法を使うステージがある。後述)
ゲームをスタートさせると、選択画面の下にゲームの説明が流れてくる。説明書がなくてもルールが理解できるようになっているのでとても助かった。ゲームをはじめるとき、または詰まったとき気分転換に一通り目を通しておくといいかも。
■操作
Aボタンを押し続けるとカウントダウンして、0になると発動。爆弾に点火したり、スイッチを切り替えたり、キャラクターを使ったりできる。
■爆弾
Aボタンで爆弾に点火。そこから離れると爆発する。
点火しても、離れるまでは爆発しないので安心できる。
スモール(小)、ミディアム(中)、ラージ(大)の3つの大きさがあり、爆風の範囲と誘爆範囲が異なる。
爆発範囲は赤、誘爆範囲は黄緑で示す。
スモール・ボム
ミディアム・ボム
ラージ・ボム
爆風の範囲と、それより1マス広い誘爆範囲があるのがこのパズルの特徴になる。それぞれの爆風の範囲と誘爆範囲のちがいを組み合わせてパズルをすすめていく。爆風範囲にはいった爆弾は誘爆もする。爆風にあたるとプレイヤーはミスになる。
スモールボムだと点火したら隣のタイルに逃げれば爆風をさけることができるが、ミディアムボム、ラージボムだと隣のタイルに逃げても爆風に当たってしまう。
そのため、このミディアムボム、ラージボムをどのようにして安全に処理するかを考えるパズルとなる。
・隣にあるスモールボムを爆発させ、誘爆する。ラージボムの場合2マス離れる必要があり、1つのスモールボムでは届かない。
・どこからか誘爆範囲にある爆弾を爆発させ、誘爆する。
・アンテナボムを使い、遠くから爆発させ、誘爆する。
・点火したら隣にあるテレポーターに逃げる。
・身代わりキャラクターに爆発させる。
・パワー・テンプルの隣だと爆発範囲は1マスになる。
・スイッチでスモールボムになったり消えたりする。
■アンテナボム
アンテナボムを1つ爆発させるとそのステージすべてのアンテナボムが爆発する。アンテナボムもふつうの爆弾と同じく3種類の大きさがある。
■地雷
地雷を踏むと即ミスになる。地雷は爆発範囲と誘爆範囲は同じになり、スモールマインは誘爆しない。ラージマインは爆発範囲の爆弾や地雷を誘爆できる。
スモール・マイン
ラージ・マイン
地雷があるタイルは移動できないので、大きな障害となる。地雷はリベットタイルの上に置かれていることも多く、地雷を除去すれば通れるようになり、別のところに行けるので、パズルを解くうえでポイントになる。ノーマルタイルの上に置かれていれば、爆発するとタイルも壊れてしまう。
・隣や近くにある爆弾で誘爆する。隣にスモールボムがあることが多いが、さらに向こう岸にある地雷をミディアムボムやラージボムの誘爆範囲を使って除去することも多い。
・身代わりキャラクターに爆発させる。
・スイッチで消えたりする。
■スウェル・ボム
時間によってスモール・ミディアム・ラージと大きさが変わる。点火中は大きさが変わらないため、けっこう好きな大きさの爆弾にできる。スモールにすると安全に爆発させることができ、別の爆弾がとなりか近くにあるときは、大きな爆弾のときに誘爆させて、別の離れた爆弾を爆発させることもできる。誘爆するときに遠くにあるときは一つ前の爆弾のときに爆発させる必要があるところもある。
■ノーマルタイル
爆風にあたると壊れる。そのため、爆発させる順番が重要になる。
■ディソルバータイル
1度乗って通過すると壊れてしまうやっかいなタイル。爆風に当たっても壊れる。歩く順序や歩く道筋が重要になり、たいへん。
■アイスタイル
1方向にアイスタイルが終わるまですべって行ってしまう。アイスタイルが終わった先に安全な足場がないとミスになってしまう。かなりやっかいなしかけ。ディソルバー・タイルと組み合わさっていることも多くかなりたいへん。
■リベットタイル
爆風で壊れないタイル。うれしいタイル。
■スロットタイル
道ができてきて、その道を爆弾を持って移動させることができる。爆弾を安全に誘爆できるようにしたり、地雷を誘爆させる位置に置いたりする。爆弾を飛び越えて運ぶことはできないので、いったんどこかくぼみに置いておいて位置を交換する。
■テレポート
特定の場所にワープする。ワープ先にタイルがなかったり、地雷があったりすると即ミスになる。隣の爆弾の爆風回避にも使える。ワープ先はテレポートによって決まっているので、テレポートがあるステージでは、まずそれぞれのワープ先を覚える必要があり、かなり頭を悩ませる。
■スイッチ
テレポートと並んでこのゲームで頭を悩ませる装置。スイッチを切り替えると、そのスイッチに応じてあるタイルがさまざまに変化する。どのスイッチがどのような効果があるかを調べる必要がある。スイッチによっては、切り替えるごとに状態が切り替わるものもあれば、変化が1度きりのものもある。
タイルが出現するスイッチの場合、タイルが破壊されたあとにスイッチを使うとまた復活することが多い。
■パワー・テンプル
となりの爆弾の爆発範囲を1マスにして自らも1マスで爆発する。大きな爆弾も安全に処理できるのでうれしいが、誘爆範囲が変わるため、だんだんやっかいなしかけになってくる。
■スピナー
ぐるぐる回転してプレイヤーをとなりのマスにはじく。回転のタイミングでどの方向に行くか決まる。
■身代わり
プレイヤーの代わりに動いて危険な爆弾を処理してくれるキャラクター。2種類いる。プレイヤーと同様に動き、テレポートやスイッチを押したりもできる。プレイヤーと同様にディソルバータイルにのるとタイルがくずれてしまう。
バブル
爆弾や地雷に触れるとすぐに爆弾が爆発する。
スクウィーク
爆弾に触れても点火するまで爆発しない。スロットタイル上の爆弾を持って移動させることもできる。点火と同時に爆発する(逃げることはできない)
■敵
敵がいるステージがある。小さな球が4つ集まった敵と、大きくバウンドしている敵がいる。どちらも一定の動きをしていて、一定の場所を回っているので、アクションではなく、パズル的に対処することになる。しかし、一部かなりタイミングがシビアなところもある。
■同じタイルにずっといると・・
同じタイルに止まったままだと、カウントダウンが始まり、0になると、爆弾があると爆弾が爆発し、何もないタイルだとスピナーになってプレイヤーをはじく。そのため、考えるときはポーズを押す必要がある。
■ポーズ
ポーズを押すと、周辺マップが表示される。ここでじっくり考えることができる。全体は見ることができないので、大きなステージがどこまでつづいているかはわからない。
■パスワード
パスワードは4文字の英単語でわかりやすい。130ステージすべてにパスワードがついている。
■特別なステージクリア
爆弾で破壊されないリベットタイル上に爆弾があるとき、じっと待ってカウントダウンで爆発させたときに、すべての爆弾を処理していれば、プレイヤーは消滅するが、なにごともなくステージクリアとなる。
これを使わないとクリアできないステージがまれにある。
■ポイント
広いステージや複雑なステージだと、一見とても解けそうにないように思えてしまうが、全体がスパゲッティのようにからまったステージはほとんどなく、どんなステージもいくつかの部分部分に分けることができる。(1つ、最終ステージは、最終だけあってスパゲッティ的に組まれているため、そこだけはマップを書く必要があった。その手書きマップはこちら)
130ステージクリアしたときはかなり達成感が大きく感動的★