コンチネンタルサーカス
タイトー
プレイステーション2(タイトーメモリーズ2上巻収録)
第1ラウンドを100位からスタートし、各ラウンドの最低通過順位をクリアしながら最終第8ラウンドの3位以内入賞を目指すドライブレースゲーム。他車を追い越して順位を上げていく過程が緊張感がありとてもおもしろい。バランスの良い作りでおすすめ。
■制限時間
各ラウンドには、制限時間がある。
各ラウンドのスタート時の制限時間はそのラウンドによって異なる。
コース途中のチェックポイントに入ると、時間が、チェックポイントを通過したときの残り時間に30秒加算される。
制限時間が0になると、速度が急速に落ちて止まりゲームオーバーになる。その間も前進し、その惰性走行中にチェックポイントやゴールに入るとセーフ。ある程度の距離惰性走行することができる。
■最低通過順位
制限時間のほかに、各ラウンドには、最低通過順位があり、その順位以上でゴールする必要があり、最低通過順位をクリアできないとゲームオーバーになる。
最低通過順位よりも上の順位にすることもでき、場合によっては、次のラウンドの最低通過順位もクリアするような順位でゴールできることも多い。こうすると、次のラウンドで最低通過順位をクリアできないでゲームオーバーになる心配は少なくなるが、その場合でも制限時間オーバーでゴールできないという可能性があり、常に緊張感があるシステムになっている。
■操作
ハンドル操作、シフトLOW・シフトHIGH切り替え、アクセル、ブレーキを駆使して走行する。
アクセルを押し続けたまま、方向キーを1方向に押し続けるとスリップし始めて、やがてスリップする。その場合、アクセルを離したり押したりしたり、方向キーを離したりする。
ブレーキが効果的で、特に急なカーブを曲がるときや、他車と接触しそうなときのスピード調整に使える。
ゆるいカーブでは、アクセルを押したり離したりリズムよく押したりして速度を調整して曲がることもできる。
ちなみに、カーブの前にはカーブの方向示す看板が設置されている。かなり目印になるので助かる。
アクセルを離して他車との接触を防ぐこともある。
スタートではシフトLOWにしておき、ある程度スピードが出たらシフトHIGHにするといいかもしれない。
■スタート
まず、各ラウンドのコースマップが表示される。レース中のBGMはないが、このコースマップでは各ラウンドごとに異なる音楽でかっこいい。
スタート前からアクセルを押してスタートさせることができる。しかし、どうしても最初2台に追い越されてしまうが、操作する車の性能は良く、追いつけるので、気にせずに走行していく。
■他車
他車を追い越して順位を上げていく。他車の走行はランダムのようで、たくさん追い越せるときがあるが、なかなか追い越せないときもある。爆発してもたくさん他車を追い越したので順位がノーミスのときと大差ないということもある。
他車に接触すると、その他車は、その反動でコースアウトする。接触したときに減速により別の他車に抜かれることが多いが、接触した車は追い越せることになる。
逆に他車が、こちらの車を追い越すときは、私と違ってうまく接触せずに追い越してくれるので安心。
急なカーブでは他車もスピードを落とすことに注意。
他車同士が接触することもある。これによって2台追い越せる。接触してコースアウトして停止した位置を越えたら順位が上がるため、ゴール近くで他車同士が接触して、その他車がゴールの向こうに行った場合は、追い越せないことになる。
他車が爆発していることもある。その場合、順位が上がる。ちなみに、他車の爆発には当たり判定はないようで素通りできる。
■ピットイン
トラブルが起きたときは、コース内に1~3箇所あるピットインに入ると解決できる。ピットインすると専用の曲が流れ、修理・タイヤ交換を行う。しかし、停止して修理・タイヤ交換して発進するため、ある程度時間がかかり、その間に他車に抜かれることも多い。また、コースによってはピットインからゴールまでの距離が短いこともある。そのため、あえて入らない作戦も有効。
■他車やオブジェクトとの接触
他車やコース外の柱や看板などのオブジェクトと接触すると、スピードが落ちるうえに、車が煙を吹き始める。そして画面に消火器マークとPマークが表示され、「ピットインせよ!」というメッセージが出る。
煙を噴いている状態で、さらに接触すると爆発する。
また、しばらく煙を噴いている状態が続くと、炎が出てきて、「爆発寸前!」と表示されるようになる。そのまましばらくすると、爆発する。
爆発したあと復帰するが、タイムロスになる。
煙を噴いているときにピットインすると回復し、通常通り走行できる。
しかし、煙を噴いたり、炎が出ていても、けっこう思った以上に長く走行できる。爆発しないままギリギリゴールできることも多い。そのため、接触の場所が爆発せずゴールできる距離ならばピットインしないで走るのが効果的。
また、爆発のタイムロスは、ピットインのタイムロスより大きいと思われるが、あまり差がないと思うときもある。このあたりははっきりしていないが、ピットイン近くで他車が前方に多数見えるときは、爆発覚悟でそのまま走り、できるだけ追い越す方法もある。
ちなみに、速いスピードで走っているときに接触すると即爆発する。場合によっては派手な転倒のグラフィックになることもある。普通のスピードのときでも、接触の反動で別のオブジェクトに連続で当たると、即爆発ということになる。
■雨天
レース中、空模様が曇ってくると、その後雨が降ってくるサイン。画面にタイヤマークとPマークが表示され、「ピットインせよ!」というメッセージが出る。
そして雨が降ってきて、雷も鳴る。
雨が降っていると、路面が滑りやすくなる。ピットインしてタイヤを交換すると、通常通りに走行できる。
しかし、路面が滑りやすくなるといっても、ある程度より慎重に操作すれば、思ったより大きな問題にはならず、けっこう通常通り走行できる。
そのため、雨でもピットインせずにそのまま走行したほうがいいことが多い。
接触の修理とタイヤ交換の両方が必要な場合にピットインすると、両方同時に行われる。
最初のほうにピットインがあるコースで、序盤で接触した場合は修理をかねてピットインする方法もある。
雨がやんで再び晴れることもある。その場合、路面に水たまりが残る。水たまりの部分では滑りやすい。
■ゴール
見事最低通過順位をクリアしてゴールすると、レースクイーン様がチェッカーフラッグを振って歓迎してくれる。
ゴールしても最低通過順位をクリアしていないと、レースクイーン様に怒られる。
ちなみに、最低通過順位をクリアしてゴールすると、「NICE RUN ! DO YOUR BEST !」と表示されて次のラウンドに進む。最低通過順位ギリギリだと、次のラウンドは厳しくなるが、それでもベストを尽くすと挽回できることもある。
DO YOUR BEST !といえば、プランプポップもがんばらなければ・・・。。。;
1位になったときでも、ノーミスだったわけではなく、途中接触や爆発といったこともあったりした。
■ネームエントリー
トップ50に入るとネームエントリーできる。ネームエントリーの曲には2曲あり、トップ3に入ったときには別の曲になる。どちらもとても良い曲。
ちなみにネームエントリーで使える文字はアルファベットのみ。スペースやドット等もないため、2文字にしたい場合は2文字目で確定せずにそのままにしていると、3文字目を空欄にできる。
■ラウンド紹介
●第1ラウンド ブラジル
最低通過順位:80位
スタート時の制限時間:60秒
チェックポイントの数:2(+30秒・+30秒)
トータル制限時間:120秒
ピットインの数:3
順位を20位以上上げなければならない。コースは長めになっている。接触する可能性も多く、ここで1回爆発しても、気にせず進めていく。他車の数はランダムのため、ノーミスでクリアしたときと、1回接触したときとあまり順位に差がないこともある。
●第2ラウンド アメリカ
最低通過順位:60位
スタート時の制限時間:30秒
チェックポイントの数:2(+30秒・+30秒)
トータル制限時間:90秒
ピットインの数:2
まず、スタート後の2つのコーナーが難しい。チェックポイントはそこを超えるとすぐだが、ここまでの制限時間は30秒と短く、ここで爆発すると、制限時間に間に合わない危険が出てくる。最初のカーブで緑の車と接触しやすいため、避けれなさそうな場合は、ブレーキでその車よりスピードを落として曲がる。
後半は他車を追い越すチャンスが多い。
●第3ラウンド フランス
最低通過順位:50位
スタート時の制限時間:40秒
チェックポイントの数:1(+30秒)
トータル制限時間:70秒
ピットインの数:2
今までよりコースが短く、全体的にゆるやかなコーナーが多めのスピードコース。しかし、急なカーブもあることに注意。2つ目のピットインからゴールまではかなり短めなので、そこには入らないほうがいいかもしれない。
●第4ラウンド モナコ
最低通過順位:40位
スタート時の制限時間:70秒
チェックポイントの数:1(+30秒)
トータル制限時間:100秒
ピットインの数:1
急なカーブが多いテクニカルコースで難しい。はじめてピットインが1つのラウンド。しかしこのピットインからゴールまでは短く、入るかどうかは気分による。
●第5ラウンド ドイツ
最低通過順位:30位
スタート時の制限時間:40秒
チェックポイントの数:1(+30秒)
トータル制限時間:70秒
ピットインの数:2
チェックポイントは1つで、しかも、ゴールまでの距離が長く、一回爆発するとギリギリゴールできるかどうかになる。最低通過順位を大きくクリアしていても時間切れでゴールできないことも多い。
チェックポイントの前にピットインがある。そのまえで接触した場合はここに入ることができる。
チェックポイントを通過したあとは、慎重に進める。2つ目のピットインを素通りしたあとの2つ目のコーナーがかなり急なのでこのコーナーをブレーキをかけつつ慎重に抜ける。
1回爆発した場合、ゴール前で制限時間が0になっても、惰性走行でゴールできるときもある。
●第6ラウンド スペイン
最低通過順位:20位
スタート時の制限時間:70秒
チェックポイントの数:1(+30秒)
トータル制限時間:100秒
ピットインの数:2
コースマップの激しいリズムの曲が印象的。急なカーブが多いコース。2つ目のピットインからゴールまでが短めのため、ピットインしたあと他車がいなくてクリアできなかったということもあった。。
●第7ラウンド メキシコ
最低通過順位:10位
スタート時の制限時間:50秒
チェックポイントの数:1(+30秒)
トータル制限時間:80秒
ピットインの数:1
2つあるヘアピンカーブの突破が鍵。十分スピードを落とさないと曲がりきれず、コーナーのオブジェクトに接触してしまう。
ヘアピンカーブ前では、けっこう前に曲がる看板があるので、それを目印にいつもより多めに減速しておく。最初のヘアピンカーブを抜けたあと、長い直線がある。しかし、その長いストレートのあとにまたヘアピンカーブがあることに注意。かなりスピードがあるので、しっかり減速する必要がある。ここでもかなり前に曲がる看板があるので、それを目印に減速する。
●第8ラウンド 日本
最低通過順位:3位
スタート時の制限時間:45秒
チェックポイントの数:1(+30秒)
トータル制限時間:75秒
ピットインの数:1
コーナーでスピードを落としすぎると他車に追い越されることもあるが、ゴールまでの制限時間が厳しく、一回の接触でギリギリ、爆発するとゴールが困難になる。慎重第一にしつつ、他車を追い越したり、他車に抜かれないようにするため、かなり緊張感がある。
ちなみに1位の車の先には周回遅れの他車が走っているので、1位になっても他車に接触しないように気をつける必要がある。
3位以内に入ればエンディング。3位以内に入ることができれば運が良ければ1位になることもある。とても良いエンディング。順位によるエンディングに違いはないので、3位以内に入ればとてもうれしい★