くにおのおでん
テクノスジャパン
スーパーファミコン
エンディングがとてもすばらしい落ちものパズル。コンパクトにまとまっていておもしろい。
■ゲーム内容
2つ組で落ちてくるおでんの具をそろえて消していく。おでんの具は、だいこん、こんぶ、こんにゃく、ちくわ、たまごの5種類。こんにゃくは紫色になっているなど、それぞれの具が見間違うことがないようになっている。
YボタンとBボタンでそれぞれ別方向に回転できる。
ぷよぷよ同様左から3列目から降ってくるため、その部分の一番上に積んでしまうとアウト。
消え方は、「くっつき」と「ちょくれつ」の2種類のうちどちらかをステージ開始前に選択できる。
「くっつきルール」は4つ以上、縦横にくっつくと消える。途中で曲がっていてもくっついていれば消える。斜めにはくっつかない。消え方や連鎖の仕方はぷよぷよと同じかんじ。
「ちょくれつルール」は3つ以上、縦横斜めに一直線そろえると消える。曲がっていたら消えない。消え方自体はサンリオカーニバルと同じ。しかし、サンリオカーニバルは2つ組に落ちてきたものを横に1つ空中に浮いているように置いてもちぎれずひとつは空中に浮くが、くにおのおでんではちぎれて別々に落ちるのでちょっと違うかんじになっている。
■くし
対戦では、連鎖したり、一度に最低の個数より多くの具を消すと、相手側に「くし」を送り込める。くしはすでにあるおでんの具には刺さるが、くしの上におでんの具を置いても刺さっていかず、くしの上に乗るだけになる。刺さった具は刺さっていないときと変わらずに消すことができる。刺さっている具を消すとその部分のくしは消えるが、刺さっていない部分は落ちてくるおでんの具では消えない。どんどん具の置ける場所が狭くなっていく。
しかし、ぷよぷよではおじゃまぷよを利用して連鎖を作ることができるが、くし自体では落ちてくるおでんの具では連鎖に利用できない点は有利なポイントになる。
さらに、ぷよぷよが上におじゃまぷよを落とすのに対して、くしは下から上に伸びるようになっている。この違いもけっこう大きい。
■からし
おでんの具を消していくと、横にゲージが溜まってくる。ゲージがいっぱいになると、Aボタンで「からし」を使える。からしは、着地した具と同じ具をすべて消すことができ、消えた後、具の落ち方では連鎖もする。そして、からしをくしの頂点に置くとくしを消すことができる。これがくしの消し方になる。説明書がなかったので対戦相手のほうを見て知った。。
■メニュー
対戦前に1人ずつ、難易度、アシスト、消えを設定してスタートボタンを押した後、BGMを3種類の中から選んでスタートボタンを押す。対戦ごとに必ず2回スタートボタンを押す必要がある。
これは、対戦相手ごとに消えを変えることもできるということでもあり、たとえば、はせべをくっつきルールで挑み、そのかわをちょくれつルールで挑むといったことも可能になっている。
こちらと対戦相手のお互いで好きな消えのルールを選ぶので、ルールが異なる対戦も行われる。
ちなみにアシストをありにすると、青色で落とす場所を指定してくるが、はせべ以上の落下の速さだとうまく同じように落とせないうえにかなり混乱するので、より難しい気がする。
「ひとりでもくもく」モードでは、からしか大皿かを選べる。大皿だと縦2列おでんの具をつぶして消すことができる。
ちなみにそれとは別に「おまけ もーど」がタイトルから選べる。そこではゲーム中の曲が聴けるが、エンディングの曲も聴けてしまうため、「コンピュータとたいせん」をクリアしてエンディングを見てからのほうが安心。
■コンピュータとたいせん
ステージは6つで、キャラクターが個性的で良く、これでもけっこうやりごたえある。バランスが良い印象。すべてクリアするとエンディング。
対戦前と対戦後は屋台とキャラクターが表示される。キャラクターの表情がいきいきしていて楽しい。
●1 りき
最初の相手なので弱い。対戦中りきのほうを見てると、回転させていないようにみえる。。。さらにゲージがいっぱいになってもからしを使うところを見かけない。。。
●2 にしむら
まだあまり強くはないが、こちらが連鎖を組むのに失敗して積みあがっていると、だんだんと向こうが調子を上げてくる。
●3 ごだい
連鎖を組むようになり、少し手ごわくなる。こちらの連鎖がうまくいかないと、向こうが連鎖を決めて不利になってしまう。
●4 はせべ
ここから急激に強くなる。具が落ちるスピードが大幅に上がることに加えて、連鎖を次々と決めてくる。こちらがあっさり負けることも多い。なんとかからしまで粘って逆転できることもある。
●5 ももぞの
なんとかはせべを突破しても、ももぞのもそれと同じかそれ以上に強い。最初からすごい連鎖を決めて、こちらがあっという間に負けることも多い。最初にこちらが多段連鎖を決めても、粘って粘って逆転されるといったことも多い。
●6 そのかわ
最終戦。落下スピードがさらに速くなる。最も連鎖を組んできて圧倒的なときもかなり多いが、組みすぎる側面もある。
ここを突破すると、驚異のエンディングへ。曲がすごく良く音色も演出もとても良く感動的!
なんとかノーコンティニュークリアすることもできた。初めてコンティニューしてクリアしたのは「くっつきルール」だが、ノーコンティニュークリアできたのは「ちょくれつルール」。
ノーコンティニュークリアを目指すと、とにかく「はせべ」と「ももぞの」がとても強く、ちょくれつルールでノーコンティニュークリアに挑戦しているときの負けの9割は、はせべとももぞの。