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2019/02/25

本格麻雀 徹萬

本格麻雀 徹萬
ナグザット
スーパーファミコン

独特なキャラクターと役表示や清算画面や終了画面が美しい、明るく楽しい雰囲気の麻雀ゲーム。本格的な打ち筋、人間的な牌の流れを目指した作りで、気軽に楽しめる。


■説明書より

本ソフト「本格麻雀 徹萬」では、名人位クラスからアマチュア雀士まで、個性豊かな12人のプレイヤーをエントリーし、実践同様の打ち筋をリアルに再現しました。対局が進むにつれ、臨場感あふれる最高の局面が次々と展開され、あたかも卓を囲んでいるかのような、人間的な牌の流れがたっぷりと体験していただけるはずです。あなたの頭と体に、本格麻雀の醍醐味を存分に焼き付け、雀力のアップにお役立てください。

■箱の裏より

本格麻雀の醍醐味をこの1本に凝縮!!
「徹萬」は本格的な打ち筋に、徹底的にこだわった。だから、実践同様のリアルな局面と、スリリングな対局を満喫できる。自然な配牌、イカサマなし!初心者から上級者までに、納得のいく対局を存分にお楽しみいただけます。本格麻雀の醍醐味が凝縮された臨場感あふれるソフトです。

■コントローラーの操作方法

●Aボタン

決定
自分の番のとき=捨牌
相手が牌を捨てたとき=点滅牌のスキップ(相手の牌でロン、カン、ポン、チーしない)

●Bボタン

キャンセル。
Bボタンを押したまま方向キーを押すと、上下左右に画面スクロール。

これで相手のナキ牌を見たりすることが可能。一局が終了したときにも可能で、相手のあがった牌を見たり、流局した場合にはテンパイのかたちを見ることができる。

●Xボタン

BGMのON・OFF、BGMの選曲。自分のツモの時に可能。全6曲。最初はBGM 1。半荘が終了し、清算画面のあと、次の半荘の対局画面になると、BGM 1に戻る。

BGM 1~BGM 3は対局画面専用の曲。
BGM 4はタイトル画面とデモの曲。
BGM 5は清算画面、ゲーム開始画面の曲。
BGM 6はメンバーセレクトの曲。

※ゲーム内にはもうひとつメニュー画面の曲と、誰かがリーチしたときに流れるリーチの曲がある。

●Yボタン

ルール画面を呼び出してルールの確認(対局中は変更できない)。

自分のツモのときのみ表示できる。

●スタートボタン

得点画面の呼び出し。ただし、自分のツモのときのみ表示できる。

得点画面では、キャラクターの顔と名前と点数が表示され、成績トップのキャラクターは明るい顔、大きく負けているキャラクターは厳しい顔になる。

また、東一局といった現在の局が表示される。対局画面中の起家と親を示すサイコロの位置からも判断可能だが、よりわかりやすい。

●方向キー

[左右]捨牌選択のカーソルの移動。
[下]で宣言ウィンドウの呼び出し
[上下]で宣言ウィンドウ内のロン、リーチ、カン、ポン、チー、タオスの選択。

あがり牌となる牌が捨牌にあって点滅したり、ツモってきたりしても、自動で宣言ウィンドウは出ないため、下を押して宣言ウィンドウを出しロンやツモがあることを確認する必要がある。

■ゲームスタート

●タイトル画面

タイトル画面でスタートボタンを押すと、メニュー画面になる。タイトルでそのままにしていると、キャラクター紹介のデモに移る。デモ中にスタートボタンを押すとタイトルに戻る。

●モード

SINGLE=1人用モード。
TAG=2人用モード。2PLAYERは対面に(1人で2プレイヤーを操作することも可能)。

「本格麻雀 徹萬」では、1PLAYER、2PLAYERのどちらも自分のキャラクターを選択できないところが、とても残念なところ。

●レベル

EASY NORMAL HARDから選択。初期設定はNORMAL。

●ルール設定

メニューでCHOOSE RULEを選んでスタートボタンを押すとルール設定画面になる。このルールをいろいろ変更すると、同じメンバーでも異なる展開となり、違った手ごたえがありおもしろい。

ルール設定画面で、食いタン、先づけ、一発、裏ドラ、カンドラの有無(Yes/No)を設定。初期設定はすべてYes。

一発がYesの場合、リーチ後のナキ牌がない1巡目にあがったときに成立。

ルール設定が終了したらスタートボタンを押すと、メニューに戻る。

●セレクトメンバー

メニューでスタートボタンを押すと、セレクトメンバー画面になる。

方向キーの左右で対局のメンバーを決定。Aボタンで決定。選んだメンバーは「決まり!」と大きく表示される。下に決まったメンバーがエントリーされる。決まり!の状態でAボタンを押すと選択取り消し。

SINGLEモードでは3人、TAGモードでは2人を選択し、スタートボタンを押すと、モード(SINGLEまたはTAG)と4人のメンバーが表示された画面になり、ゲームスタート。

■メンバー

メンバーセレクト、説明書の順番。

ネズミ(女)、ウズラ(女)、イクラ(男)、ハヤブサ(女)など、名前も個性的で、容姿も独特の雰囲気で、このゲーム特有の世界観がある。

気に入ったメンバーやその時の気分にあったメンバーと対局すると気楽に楽しめる。

このように、「あたかも卓を囲んでいるかのような、人間的な牌の流れ」を実現するための1つとして、同じキャラクターでも半荘中同じではなく、前半と後半などで異なる打ち筋のキャラクターもいるという方法を採用しているようす。

●ネズミ

標準的な打ち筋で、粘り強く、健闘。

●ヨシツネ

場を荒らすのが心情というが、普通。

●チエコ

突然大きな得点であがったりするなど、予測できない展開に。

●ヒロシ

ナキあがり、意外な手。

●ウズラ

後半になると、ナキが増えて早いあがり。

●チエゾー

手作りが芸術。

●ラン

謎が多い。バランスが良く、怒涛の勢い。

●イクラ

半荘を通して安定。

●マリー

後半に追い込み強い。

●タチオ

気分屋。前半の善し悪しに左右される。

●ハヤブサ

ヒキの強さで、強気。

●アキラ

闇テンが多い。

■基本ルール

・場所決めは半荘ごと、起家、親はコンピュータによって決められ、配牌は自動的に行われる。
・持ち点は2万5000点持ちの3万点返し。
・食いタン、先づけあり(どちらも変更可)。
・東南の半荘戦で西入はなし。場に2翻つける1翻縛り。
・5本場以降の2翻縛りはなし。
・ドラはすべて次ドラ。カンと同時に槓ドラがめくられる(槓ドラの有無は変更可)。
・王牌は14枚残し。海底でのカン、ポン、チーはできない。
・食い換え自由。
・複数の人がロンをした場合、ツーラン(二家和)、スリーラン(三家和)はなく、上家が優先される(頭ハネ)。
・門前を崩した形の平和形のロンは20符で計算される。
・七対子は25符2翻として計算される。
・形式テンパイあり。
・自分のツモ牌がないとき(残り牌が3つ以下)はリーチできない。
・フリテンリーチあり(あがり牌の1つを捨てているときもリーチできる=ロンあがりはできないが、ツモあがりは可能)。
・ハコテンリーチあり(点数がマイナスなど、1000点未満でもリーチできる)。
・あがり牌が1つでも捨牌にあるとき、リーチ後あがり牌を見送ったときはフリテン扱い。
・リーチ後の暗槓は、ツモった牌で、かつ待ちの形が変わらないときのみ行える。
・カンぶりなし。
・ノーテン罰符は場に3000点。
・卓上に出されたリーチ棒は、あがった人が取る。オーラス(南四局)で流れたときは出した人に戻る。リーチ棒の数は積棒の数とともに対局画面内に表示。
・オーラス(南四局)で流れた場合は半荘終了。リーチ棒を返した時点で清算となり、清算画面になる。
・15翻以上は数え役満。
・2つ以上の役満が複合したときのみダブル役満になる。
・暗槓の槍槓は国士無双のときにのみあがることができる。
・役満の責任払いはなし。

■流局

●荒牌 
あがる人がいなかったとき。

●九種九牌
親は配牌時、子は第1ツモで么九牌が九種九牌以上あると、方向キーの下を押すと宣言ウィンドウがでて「タオス」の項目が出る。倒すかそのまま続行するかはプレイヤー次第。

●四槓子流れ
4つ目をカンして捨牌した時点でロンがないとき。一人が4つカンをした場合は四槓子の可能性があるため流局せず5つ目のカンはできなくなる。

●4人リーチ
全員がリーチしたとき。

●四風子連打
1巡目に全員が同じ風牌を捨てたとき。

■あがり役

※はさらすと1翻下がる。

●1翻役

門前清自摸(ツモ)
平和
断么九
一盃口
翻牌(役牌)
立直
一発
槍槓
海底撈月
河底撈魚
嶺上開花

●2翻役

一色三順※
混全帯么(全帯么)※
三色同順※
三色同刻(ちなみに、対々和と役牌と高目で三色同刻の聴牌で三色同刻の牌でアガリのはずが、なぜか三色同刻がつかず、対々和と役牌だけということがあった?見間違い?)
一気通貫※
小三元
三暗刻
三槓子
対々和
七対子
混老頭
ダブル立直
連風牌(ダブ東、ダブ南)

●3翻役

純全帯么※
混一色※
二盃口

●満貫役

人和

●6翻役

清一色※

●役満

清老頭
緑一色
四槓子
大三元
字一色(字牌のみで雀頭と刻子もしくは槓子が5組そろったときの役という説明。七対子型の記述はなし)
国士無双
四暗刻
九蓮宝燈(門前で、1種類の牌で1、9を3枚ずつと2~8を1枚づつ持った形で、1~9の牌であがったときの役という説明)
小四喜
大四喜
天和
地和

■一局終了

一局が終了すると、だれかがあがった場合、あがり役得点画面が表示される。半透明青色ウィンドウがきれいで、文字も美しく見やすい。

流局した場合はノーテン罰符の支払いが行われる。

どちらも得点画面になり、一局が終わったあとの点数が表示される。

■清算画面

南四局で、親以外があがったり、流局したとき親がテンパイしていない場合、半荘が終了する。西入はなし。

半荘が終了すると、"TOTAL POINT"と題した清算画面になる。「本格麻雀 徹萬」では清算が自動で行われて表示される。

カラフルな色合いの綺麗な画面でメンバーの顔と名前と、メンバーごとの各半荘の清算された得点と、合計得点が表示される。

最大6半荘で、1画面に6半荘分の表のスペースがある。

清算では、百の位以下を切り捨てているようす。ちなみに、清算("精算"の表記もあり、「徹萬」の説明書では"清算"の表記)の計算方法の一例についてはTHE 麻雀 SIMPLE 1500シリーズ Vol.1に書いてある。

■続行選択画面

清算画面でスタートボタンを押すと、1半荘目~5半荘目までのときは、「このまま続けますか?」という続行選択画面が出てくる。左右ではい・いいえの切り替え。はいを選ぶと、次の半荘が始まる。いいえを選ぶと終了画面になる。

また、6半荘目のときに清算画面でスタートボタンを押すと、続行選択画面にならずそのまま終了画面になる。

そのときの気分で、気楽にその時の半荘回数を決めることができる。

■終了画面

終了画面では、トップ表示とともに、とてもうまい絵の特別のグラフィックが表示され「おつかれさま💗」と言ってくれる。これが、この「本格麻雀 徹萬」のとても良いところになっている。