2014/11/01

I LOVE ソフトボール

I LOVE ソフトボール
ココナッツジャパン
ファミリーコンピュータ

高校女子ソフトボール大会で世界一のソフトボールチームを目指すソフトボールゲーム。全国10地区60チーム+αで全75チームのすごいボリューム。掘り出し物でおすすめ!


説明書は、以下のページを参照。とてもおもしろい説明書。すごくありがとう~★
ファミコン説明書 様
http://web.archive.org/web/20040618083337/http://ww3.tiki.ne.jp/~nagayasu/html/fcmanual/ilovesoftball.html

■投球

左右で立ち位置を決め、Aで投球。上を押しながらAで超やまなりボール、下を押しながらAで速球、その後、左右でボールのコースを変化させることができる。上ボタンや下ボタンを押すと、まっすぐ投げてもボールになることもある。ちなみに、ワンバウンドでもストライクゾーンを通過すればストライクになる。

CPU戦でのポイントは、北海道地区しらとり高校のきわこ選手など、左右の変化がある程度あるピッチャーで、上ボタンや下ボタンを使わず、左右の変化球をストライクゾーンの端をかすめる感じでなげると、かなり空振りしてくれる。

ややストライクゾーンをわずかに外に出る気持ちで投げると安全かもしれない。外に出すぎると振ってくれないので、その場合少しストライクゾーンに近づける。

ただ、ストライクゾーンの中に入りすぎると打たれるので、特に相手が強打者の場合は、無理にストライクゾーンに入ることを狙わないほうがいいかもしれない。

バッターが連続で見送っている場合、投げ始める立ち位置を変えるのも有効。また、変化が少ないピッチャーの場合も立ち位置を変えてストライクゾーンの端あたりに届くようにできることもある。

バッターがどちらのバッターボックスに入っているかどうかで投げる方向を変えたりするのも有効。バッターが画面で見て左のバッターボックスに立っている場合は、右に外角に向けて変化して行くように投げたり、右のバッターボックスに立っている場合は、1球目は、左に外角に向けて変化していくように投げ、2球目は右に内角に向けて変化するように投げ、3球目は再び左に外角に向けて変化していくように投げる・・というような方法もある。

三振を取りやすいピッチャーを見つけたら、そのピッチャーを使い続けることができる。

しらとり高校のきわこ投手は、延長15回まで投げても、同じように抑えることができた。

そのように、このゲームでは、ピッチャーの投球数が増えて変化しづらくなったりスピードが著しく落ちるといったことが起こらない。好不調はあり、このゲームでは画面の選手データの顔でわかるようになっている。ピッチャーの場合、不調のときには、疲れているしぐさをするが、これは回が変わるとまた好調になったりする。

また、不調のときは少し変化が少なくなるが、大きな差はないので、多少変化が少ないことを意識する程度で、通常通り三振が取れる。逆に好調のときには変化が少し大きめになるので、それも少し意識する場合もある。

■守備

相手バッターが打ったら、守備画面に切り替わる。上下左右で野手を動かして捕球する。野手のうち4人はベースカバーに入るため、位置を操作できないことに注意。

フライを取ったらアウトになる。その後や、ゴロを取ったら塁に送球する。

方向キーで投げたい塁の方向を押しながらAボタンで送球する。右+AまたはAボタンだけを押すと1塁に投げる。上+Aで2塁、左+Aで3塁、下+Aで本塁に投げる。

方向キーとAボタンを同時に押すと、早い送球になるが押すタイミングが難しい。

方向キーとBボタンでは、追走となり、ボールを持った野手がその塁に向かって走り出す。

■攻撃

上下左右で立ち位置を決めて、Aボタンでバットを振る。

CPUの守備はものすごくうまく、フライはほとんどキャッチする。エラーはしない。また、ライナーも見事に動いてキャッチするので、なかなかヒットにならず点を取るのが難しい。

さらに、フライからタッチアップしようにもかなりスピードある返球でチャンスが少ない。

しかし、CPUの弱点は2つある。

まず、1塁から2塁への盗塁が足の遅い選手以外は成功する。

次に、けっこうボール球が多く、フォアボールになりやすい。押し出しもけっこうある。

バッティングでは、タイミングを合わせるほか、ボールがバットに当たる位置も合わせる必要があるかもしれない。最初はタイミングを取るのが難しいが、だんだんと少しずつタイミングやコツが合ってヒットが増えていく。

ちなみに、外野のフェンスに当たる場合は、守備が取れないことが多い。

また、スイングの途中でAボタンを離すとバントになる。3バント失敗でアウトになるなど、使いこなすのはむずかしいが、フライにはなりにくいので、たまに試してみるのもおもしろい。

■走塁

方向キーとBボタンでランナーを進めることができる。
上+Bで2塁、左+Bで3塁、下+Bで本塁に進む。

方向キーとAボタンでランナーを戻すことができる
右+Aで1塁、上+Aで2塁、左+Aで3塁に戻る。

次の塁に到達したあとで前の塁に戻ることはできない。

フライを取られたときに取る前に塁を離れていた場合、その塁まで送球される前に戻らなければアウトになる。そのため、この走塁操作を慎重に行う必要があり、ランナーが多いとより難しくなる。

■盗塁

ピッチャーがボールを投げた後で走塁操作(方向キー+Bボタン)をすると、盗塁ができる。

CPU戦では、1塁から2塁の盗塁は、足が最も遅い選手以外は確実に成功するのが大きなポイントになる。やや遅い選手でも成功する。

たとえば、仮に走力が速い順にABCDとついているとする場合、Dの選手は盗塁できないが、ABCの選手は成功する。

成功する場合、キャッチャーがボールを投げないので2塁に進める。足が遅い選手の場合は、キャッチャーが2塁にボールを投げる。それを見て戻ることができるので安全に試すことができる。

さらに足の速い選手(走力Aの選手)は、地区大会では、2塁から3塁への盗塁もギリギリ成功することも多い。全国大会以降は返球が速いためかできないようす(1塁から2塁への盗塁は同じようにできる)。

ピッチャーは1塁から2塁の盗塁ができない(走力D)ことが多いが、成功するピッチャー(走力C以上)もいる。

■代打

打撃画面でスタートボタンを押すと「TIME」になる。そこで攻撃側がAボタンを押すと、代打を送ることができる。

試合開始前に打順やスターティングメンバーを変更することはできない。チームによっては、代打にスターティングメンバーの選手より強力な選手がいることも多い。

ちなみにこのゲームでは代走を出すことはできない。

■投手交替

スタートボタンで「TIME」して、守備側がAボタンを押すと投手交替ができる。

各チームはピッチャーが4人いる。前攻撃イニングで投手に代打を送った場合、守備イニングのはじめに投手交替画面が出る。

残りのピッチャーがいない場合、投手交替や、投手に代打を送ることはできない。

■好不調

打撃画面では、ピッチャー、バッターのデータ(名前、打率、本塁打、防御率)の横に、それぞれの選手の調子を示す顔が表示される。

3段階あり、好調のときは笑顔だが、普通、不調になるにつれて、表情がどんよりしていく。回ごと、打順ごとに変化する。

■試合形式

7イニングスで試合終了。同点の場合は延長戦となり、勝負がつくまで行う。

1人用では、かならず先攻となるため、相手の裏の攻撃が必ずあることになる。

6回までに各イニング終了時に10点以上点差があれば、コールドゲームとなり、試合終了となる。

■タイトル画面

タイトル画面では、1人の選手が走ってきて笑顔でジャンプする、楽しい演出になっていてとても良い。

■モード

1人用で、地区大会、全国大会、世界大会などを勝ち抜いていくモードと、2人対戦モードがある。

1人用を始める場合は、「1P NEWGAME」を選ぶ。1人用では、試合後のスポーツデスクでパスワードを教えてくれる。ひらがな4文字。これを「CONTINUE」で入力すると、その次の試合から再開できる。

2人用モードでは、全国の高校(VS HIGH-SCHOOL)プロリーグ(PRO-REAGUE)、プロリーグオールスター(ALL-STAR)の3モードがある。ALL-STARでは16人の選手を選ぶ。選ぶチームを変えるにはセレクトボタンを押す。

■地区選択

「1P NEWGAME」と「VS HIGH-SCHOOL」では、まず全国の「北海道地区」「東北地区」「北陸地区」「関東地区」「中部地区」「東海地区」「関西地区」「中国地区」「四国地区」「九州地区」10の地区の中から1つを選ぶ。すると、各地区に6チームあるので、その中から1つを選んで進めていく。

60もの高校がある。ふつうのチーム名と選手名のチームもあれば、おもしろい選手名のチーム、かわった選手名のチーム、さらに、なんというか、けっこうものすごい選手名の付け方のチームもところどころにあったりするので、それぞれのチームと選手名を調べてみるとインパクトがある。

その中から好みの1チーム選ぶ。お気に入りのチームで進めていくのがベストだが、1人用モードがクリアしやすいチームを選ぶ場合、北海道地区しらとり高校のきわこ投手のように左右の変化球のバランスが良く次々三振が取れるピッチャーが1人はいるチームで、さらに1人はホームランバッターがいるチームが勝ちやすい。

■大会形式

1人用モードは全27試合を勝ち抜くとエンディング。

2塁、3塁にランナーがいるときは、チャンスの音楽に切り替わる。この音楽は、自分のチーム・相手のチームともに、大会ごとに数種類あり、けっこう凝っている。

●地区大会


5試合

地区大会では学校が奥に見えるグラウンドの球場で、やや狭く、ホームランが出やすい。

選んだチームを除く5チームと対戦。順番は選択画面でのチームの順番どおりに登場し、自分のチームは飛ばす。

地区大会で優勝すると、一枚の絵が見れる。

●全国大会

9試合

全国大会では立派な球場となり、少し広くなる。そのため、少しホームランが出づらくなる。

北海道地区
東北地区
北陸地区
関東地区
中部地区
東海地区
関西地区
中国地区
四国地区
九州地区

の順番で試合をする。自分の地区は飛ばす。

対戦するチームはその地区の同じ順番のチームとなる。しらとり高校は北海道地区の1番上にあるチームなので、どの地区もその地区の1番上のチームが出てくる。

全国優勝し、全日本チャンピオンとなると、地区大会とは異なる一枚の絵が見れる。

●世界大会

1試合

世界大会は最初から決勝戦で、アメリカ代表のALL AMERICAN「ちゃんぷ」チームとの対戦となる。これに勝つとついに世界最強の高校チームとなる。

ここからはドーム球場となり、さらに広くなる。そのため、さらにホームランが出づらくなる。

世界大会で優勝すると、ついに世界最強の高校チームとなり、地区大会や全国大会とは異なる一枚の絵が見れる。

●プロリーグ

12試合

プロリーグに参戦。

1試合目 ついんくす
2試合目 おりぶす
3試合目 うまんず
4試合目 はぴいす
5試合目 すまあとす
6試合目 びゆてい
7試合目 ふあしよん
8試合目 きゆうつ
9試合目 があるす
10試合目 だいえつ
11試合目 ぶうつ
12試合目 れでいす

12試合目に勝つとエンディングになる。特別なグラフィックとともにスタッフロールになる。

●おまけ

2試合

エンディングの最後でAボタンを押すとさらに試合がはじまる。

2試合目に勝つとパスワードがない。この2試合は、おまけの試合のようで、特別な画面がなくタイトル画面に戻る。タイトル画面がエンディングの代わりとなっている。

■しらとり高校(北海道地区)

ここでは、私がゲームクリアに使った「しらとり高校」を紹介。走力はけっこう大雑把な調べ方。



打率 本塁打 走力
1 あい .275 3 A
2 いつみ .211 5 B
3 きみこ .302 3 C
4 みゆき .275 32 B
5 このか .265 5 B
6 かおり .250 10 C
7 りえ .220 1 B
8 えりか .201 1 A





D かよ .280 12 A
D ようこ .243 3 B
D このみ .279 16 C
D みさき .222 0 C







防御率
走力
P きわこ 3.76
D
P ことみ 5.39
D
P みみ 2.39
D
P みゆき 3.23
D

ピッチャーのきわこ選手が要。カーブ・シュートともにちょうどよい変化で、カーブ・シュートでストライクゾーンの端すぎあたりを狙うと、バッターはつぎつぎ空振りしてくれる。

この「きわこ投げ」をマスターすることが世界一のチームになるためのポイントとなる。

また、きわこ選手以外のピッチャー、ことみ選手、みみ選手、みゆき選手(4番のみゆき選手と同名だが違う選手)も、スピードはやや落ちるものの、「きわこ投げ」を伝授しているようで、同じようにで三振を取ることができるので安心。

打では、4番みゆき選手が中心になる。みゆき選手はホームランバッターで、また、ホームランにならなくてもヒットになりやすい。さらに、ホームランバッターながら足もけっこう速いのが強み。しらとり高校の頼れるチームキャプテンのような印象。

1番のあい選手は俊足バッターで攻撃の起点となり、加えて手堅い2番いつみ選手や、打率チーム1位の3番きみこ選手がみゆき選手の前に出ると得点のチャンス。

5番このか選手・6番かおり選手はチャンスに強く、けっこうホームランを打ったりなど、みゆき選手のカバーに活躍することも多い。

代打では、かよ選手と、このみ選手がチーム3位・2位のホームランバッターで強く、7番や8番などに送ることができる。満塁ホームランを打ったりもする。しかし、7番りえ選手や8番えりか選手が調子が良く、笑顔の場合は、変えずに使うと、活躍することも多い。

代打ことみ選手は、2番いつみ選手並の能力なので、適時送ることができる。また、代打みさき選手は、チームの雰囲気を盛り上げるムードメーカーで、機会を見て使うと活躍したりする。

また、8番えりか選手と代打かよ選手も俊足。

また、しらとり高校は、スターティングメンバーや代打を含め、ピッチャー以外は、どの選手も1塁から2塁の盗塁が成功する。

きわこ選手はピッチャーでの活躍のため、足は遅く盗塁することはできないが、けっこうヒットすることも多い。

気楽にできて、個性的なとても楽しいゲーム★