ナムコ
スーパーファミコン
「コズモ」と「コンテナ」という消し方が異なる2種類のブロックがある落ちものパズル。音楽・グラフィック・ゲームシステムも堅実で良く、コンパクトにまとまった作り。
■ブロック
ブロックは、コンテナ、コズモ、ボールのどれかの組み合わせで3個組みにL字型になって落ちてくる。
左右でブロックを移動。
下を押している間はブロックは速く下に落ちる。
Bボタンで左に回転。回転方向は1方向。4回押すと元の形に戻る。
ブロックが着地したときに、下にすき間があると、パーツが分かれて下に落ちる。
■コンテナ
コンテナは横一列に並べると消える。
■コズモ
コズモは、「ボール」を当てると消える。
■ボール
ボールは一定の間隔でブロックに出てくる。ボールには左右どちらかの矢印が付いていて、最初落ちた地点から、その矢印の方向に転がっていく。壁やコンテナに当たると向きを変え、底に落ちたとき、左右に跳ね返った後消える。
ボールの通り道にいるコズモをすべて消す。
■1Pモード
とことんブロックを消してハイスコアをめざすモード。ブロックが積み重なって次のブロックを落とせなくなった場合ゲームオーバー。
●レベルの選択
まず、レベルの選択ができる。最初はNORMALにカーソルがある。
EASY=レベル0
NORMAL=レベル10(+5万点)
HARD=レベル40(+50万点)
EXPERT=レベル100(+200万点)
レベルが上がるほどブロックの落ちるスピードが上がるうえに、少しずつボールが少なくなり、出てくる間隔が長くなっていく。
EASYでは、最初はスピードが遅く、ボールが1個だけで出てくるが、スターがピンチのときに自動的に1回しか出ないため、先に進むのが難しい。操作に慣れたら、NORMAL以上から始める必要がある。
各レベルで、次のレベルに到達したら、次からはそこから始めるようにする方法がある。
EASYで始めてレベル10に到達したら次からNORMAL、NORMALで始めてレベル40に到達したら次からHARD、HARDで始めてレベル100に到達したら次からEXPERTという感じになる。
●スター
コズモを消すと、スターゲージが伸びていき、いっぱいになると、次にボールが出るタイミングでスターが出てくる。
スターは、落ちた場所から下7ラインにいるコズモを一気に消す。これで、大幅にたてなおしができてうれしい。
それでも、その後のコンテナやコズモの位置によってはピンチが続くこともある。
また、スターゲージがいっぱいになっても、すぐにはスターが出ないので、その間にゲームオーバーになることもけっこうある。。
スターを使わなくても良い状況の場合、スターをキャンセルするとボーナス点がもらえる。
スターが落ちてきているとき、方向キーの上+Bボタンを同時に押すと、スターをキャンセルできる。上級者向けの機能なので、操作はやや難しくなっている。
私は上級者ではないものの、たまにスターを使わなくても良さそうなときには、これでスターをキャンセルする。が、キャンセルしたときに限ってその後すぐに積みあがってしまうことが多い。。。
●COSMIC RECORD
ベストテンに入ったらネームエントリーができる。6文字で、文字を方向キーで文字を選び(最初Aが表示されている)、Bボタンでその文字を確定。Yボタンで確定した文字をキャンセル。
文字を確定後、5文字以下にしたい場合はスタートボタンを押すと、確定した文字だけのネームにできる。確定する前の文字はネームに入らない。
ちなみに、AAAAAAというネームにしたり、何も確定せずにスタートを押すと、ナムコのゲームに関するネームがランダムにつくことになる。
●ポイント?
コズモとコンテナが混ざってしまうと、コンテナが消せなくなり、ピンチになる。まず、コンテナが楽に消せる状態にしておく。
ボールが通る道ができるようにコズモとコンテナを積むのが理想的。だが、スピードも速くなっていき、ブロックも思ったものが出なかったり、操作ミスや考えミスなども多くなかなか難しい。
コズモの上にコンテナがあることは、通り道ができている場合には問題なく、有効な場面も多い。コズモが消えたら、上のコンテナが落ちて消えることも多い。
うっかり道にふたをしてしまうと、そのふたのコンテナが消えないと下に進めない厳しい状態になる。状態によっては困難だが、何とかそのコンテナを消すように粘っていると、立て直せることもある。
基本技として、階段状にコンテナとコズモを組んで、上からボールを落としてコズモをまとめて消せる「階段打ち」があり、このような状態は安心感がある。しかし、ブロックの降り方によっては階段の維持が難しく、階段打ちと合わせて別の打ちかたも探る必要もある。
プレイヤーそれぞれの打ち方を見つける楽しみがある。
また、このような落ちものパズルでは、現在のレベルを見たとたんに崩れるといったことが、私には多い。。。そのため、調子が良いときは、レベルを見ないように進めていくと、驚くようなところまで進めていたというときもある。
私の最高は、EXPERTから始めてレベル178、スコアは2958919点、コズモ900。これは、運よく都合の良いようにブロックが来たり、スターが良いタイミングで来たり、普段はよく置き方をミスしやすいところを運よくコズモを道のように置けたりできたためで、これは実力ではない。。。
■VSモード
コズモを一度に4つ以上消すと、相手にコズモを送り込めるモード。3本取ったほうが勝ち。スターも登場し、スターで消した分も相手に送り込める。
■100面モード
1Pモードでは、コズモを倒すという設定だが、100面モードでは、コズモのオヤブンが閉じ込められたコズモを助けるという設定になっている。そのため、ボールが当たったときの声も「ラッキー」になっている。
コンテナやコズモがあらかじめステージごとに決まった形に積まれていて、ステージごとに決まっているボールの数以内で、画面にコズモがすべていなくなればステージクリア。
少ないボール数(ステージごとに異なる)でクリアすると「たいへんよくできました」スタンプが押される。
ボールはある特定の間隔で出てくる。
10面クリアするごとに祝福のデモが見れる。100面をクリアするとエンディング。
また、10面ごとに背景のグラフィックが変化する。色合いがよく、綺麗な風景になっている。
パズルを解きながらコズモの道の作り方やブロックの置き方に慣れることもできる。
100面モードを選ぶと、さらにメニューが出てくる。
「START」で1面からスタート。「PASSWORD」で「あいことば」を入力して続きの面からできる。「CANCEL」でメニューキャンセル。
●あいことば
あいことばは、ステージ画面右下に表示される。4文字のひらがなで、意味のある単語になっていてわかりやすい。あいことばがそのステージの特徴を表している。4文字未満のあいことばもあるが、のこりのスペースは、「や_ゆ_よ」・「わ___ん」のところにある下線「_」を入力する。
手書きのあいことばは、
コズモギャング ザ パズル [100面モード手書きあいことば編]
に。
●ボールの矢印の方向を変える
100面モードのみ、ボールの矢印の方向を変更できる。Lボタンを押すと左向きに、Rボタンを押すと右向きに矢印が変わる。
●ギブアップ
スタートとセレクトを同時に押すと、ギブアップで即ゲームオーバーとなり、リトライできる。あと1個のボールではクリアできないといった場合などによく使う。
ちなみに、1Pモードでもスタートとセレクトを同時に押すと、ゲームオーバーになる。
●ポーズ
スタートボタンでポーズしても画面が隠れないので、じっくり考えることができる。
100面モードの落下速度は速くはないものの、パズルを解くには遅くはないので、考えていると、すぐに落ちてしまう。そこでこのポーズは、特にあと少しでできそうな場合に便利。
●特殊ブロック
100面モードには、他のモードでは登場しないブロックも登場する。
▼固いブロック
コンテナを1回並べるとヒビが入り、2回並べると消えるブロック。
▼浮きブロック
浮いていて下に落ちないブロック。コンテナを1回並べると消える。浮きブロックより下にブロックが落ちないため、かなりやっかいなブロック。消す場合もコンテナを揃えるためにその高さまでコンテナを積み上げる必要がある。
この浮きブロックをどうするかにはいろいろな選択肢があり、どの方法が良いか試行錯誤することになる。
浮きブロックを避けて進む必要もある。そのとき、回転させながら進む場合もある。
●ブロックの降り方
なぞぷよと異なり、落ちてくるブロックの種類はランダムなので、運も重要になる。そのため、運が悪かったのか、考え方が悪かったのかの判断が難しい。クリアできる確率が高い方法を探っていくことになる。中にはかなりクリア確率が低いステージもあるので、気長に進めていく。
最初は、コンテナ2つ、コズモ1つのブロックが必ず落ちてくる様子。そのため、まず、最初のブロックをどこにどのように落とすかがポイントの1つになる。
ある進み方でなかなかクリアできない場合、別の進み方も試してみる。そちらでもクリアできない場合は、さらに別の方法や、または前の方法に戻してみるなど、いろいろ何度も試していると、クリアできたりする。
●クリアまでに多くかかったステージ
クリアまでに6回以上かかったステージを紹介。
(多い順)
95面=102回
96面=30回
86面=27回
97面=27回
93面=23回
98面=19回
100面=16回
70面=13回
69面=11回
30面=10回
47面=9回
80面=9回
37面=7回
58面=6回
(ステージ順)
30面=10回
37面=7回
47面=9回
58面=6回
69面=11回
70面=13回
80面=9回
86面=27回
93面=23回
95面=102回
96面=30回
97面=27回
98面=19回
100面=16回