2010/03/17

ヘラクレスの栄光

闘人魔境伝 ヘラクレスの栄光
データイースト
ファミリーコンピュータ

そせいのじゅもん(パスワード)の入力時の曲が良い。いろいろ個性的なRPG。おだやかな雰囲気の世界を探索していく。


■アテネ

ゲームが始まると、アテネの町からはじまる。このゲームは、フィールドと町が一体に継ぎ目がないという特徴がある。町の中には敵はでないが、町の外(青い壁の向こう)に出てしまうと、敵が出現する。ピンク色の道路になって安全そうに見えるが、敵がどんどんでてくる。

町の人に話しかけると、いろいろな情報が手に入る。このゲームの会話は、クリアに重要なものがとても多いので、メモしておくと安心。

家にも入れる家がある。出るときは、出口の表示はないが、入ったところに戻ると出ることができる。

そせいのじゅもん(パスワード)を聞く場所

最初の町アテネには、パスワードを聞く場所がなく、隣の村の「ペルラ」に行かなければそせいのじゅもんを聞くことができない。

ペルラはアテネの南にある。そこに行くまでにはけっこう長い距離を歩かなければならない上、途中、「てつのいのしし」というボスモンスターと必ず出会ってしまう。てつのいのししは、ペルラの村に行く途中の赤い山のところで出現する。今後もフィールドに変わった色の山などがあるところはなにかあるので注意しておく。

じつはこのゲームは、ボスでも逃げることができる。そのため、最初は、ある程度準備してから、てつのいのししから逃げてペルラに行くことを目標にする。ここを突破しなければパスワードを聞くことができない。レベルは3、装備はどうのつるぎ、くさりかたびら、どうのたてをめざす。

最初の装備

ヘラクレスは冒険のスタート時400G持っている。まず、装備をととのえることからはじめる。どうのつるぎが200G、くさりかたびらが210Gで売っている。ここでまず、どうのつるぎを買う。こうすると、残り200Gで、くさりかたびらを買うのには10G足りない。しかし、この町の近くに現れる「プノトン」は、レベルや装備にかかわらず1しかダメージを受けない。そこで、このプノトンを何匹か倒して10Gためてくさりかたびらを買うと、効率がいい。

アテネの南の出口付近で戦うのが無難。

次、武器屋で買うのは、どうのたて100G。レベル上げをしているうちにたまるかんじになっている。

武器防具の耐久度と鍛冶屋

ところが、このゲームには、武器防具に「耐久度」というものがあり、攻撃したり、攻撃を受けたりすると、どんどん耐久度が減っていく。0になると壊れてしまうので、そうなるまえに「鍛冶屋」に直してもらわなければならない。

アテネの北と南の中間あたりにある大きなたてものが、鍛冶屋になる。値段は「減った耐久度+5G」。目安としては、武器防具の耐久度が最大の半分ぐらいになったら鍛冶屋に行って直してもらう。

かじやは雇うと非常に便利になる。雇うには5000G必要だが、いったん雇うと、戦闘が終了するたびに、武器防具の耐久度をMAXに戻してくれるというすごい効果を持つ。5000Gためれるようならば、最優先でかじやを雇うといいかもしれない。

アテネの施設

宿屋は、HPを最大まで回復させる。値段はどの町でも20G。序盤ではけっこう高く感じる。

そういったときには野菜屋や魚屋を利用してみるのもいいかもしれない。食料は、道具として使うことができ、使うと、食べてHPが回復する。食料によって回復量が違い、2Gで買えるだいこんはHP2回復、はくさい(4G)はHP3回復と、効果は少ないが、プノトンから受けるダメージは1ずつなので、宿屋に泊まるお金がないときには貴重な回復量になるかもしれない。

HPが0になったら、お金が半分になって、アテネの最初のスタート地点に戻される。

バーでお酒を10Gで飲むと次のレベルまでに必要な経験値を教えてくれる。

アイテムのもてる数

アイテムは8個、武器は3個、防具は鎧、盾、それぞれ1つずつしか持てない。アイテムをボスか宝箱などで手に入ったときに持ちきれない場合はどれを捨てるかを選ぶことができる。

それ以外のときは、このゲームには捨てるコマンドがないので、道具屋に売ることになる。ちなみに、このゲームでは、重要アイテムでもリセットしてパスワードを入れなおせば、ボスも復活するし、アイテムもふたたび同じ場所でとることができる。アイテム8個はかなりきつい制限なので、不要なものはどんどん捨てて、そのときに必要なアイテムに入れ替えながら進んでいく。このアイテムのやりくりが、このゲームのポイントとなる。

ペルラへ

レベルが3になり、どうのつるぎ、くさりかたびら、どうのたてを装備したら、鍛冶屋で武器防具を直し、宿屋に泊まって、万全の体制にしてから、いよいよペルラを目指す。

途中のてつのいのししは「にげる」を選ぶ。運が悪いと、まわりこまれ、攻撃をうけ、全滅してしまうが、お金が半分になるだけなので、再びチャレンジしてみる。そのため、挑む前にはお金を他のことにつかって少なくしておく。

運良く逃げることができたら、そのまま東へ抜けるとペルラが見えてくる。やや北にある入り口から中に入る。おおきな青い神殿のような建物に入ると、念願のそせいのじゅもんが聞ける。

しかし、その建物の前にあるピンクの建物にはまだ入るべきではない。ここは「ほこら」といってろうそくで照らさないとまっくらなうえ、このほこらは、レベル3ではまったく歯が立たないものすごい強敵が出現する。

パスワードが聞けるようになったのでこれでゆっくり落ち着いて進めることができる。

パスワードについて

パスワードを入力してゲームを再開すると、HP、武器防具の耐久度は全回復し、宝箱などのアイテム、倒したボスも復活する。そしてアテネのスタート地点から始まる。常に21文字(上段が5文字 スペース 7文字、下段が5文字 スペース 4文字の計21文字)。デジカメをもっていればそせいのじゅもんの画面を撮っておくのもいい方法になる。

パスワードの見本

あああああ あああああああ
あああああ ああああ

くすりの売り場

魔物と戦ってきずついたときにはくすりが必要、といった情報をアテネで聞く。

しかし、そのくすりはどこに売っているか・・・。アテネの町を探しても見つからない。

じつは、アテネの町から北に出て西に道のとおり進んでいくとセレネの商人がいてそこで買える。道のとおりにいけば、ペルラに行ける強さで到達できる(あまり西にいきすぎるとレベル3では歯が立たないモンスターが現れる)。ペルラでそせいのじゅもんを聞いた後、たずねてみるといいかもしれない。

ちなみに、くすりは、1つ50Gで、6個まで持てる。くすりを使うと、HPを30回復させる。中盤以降では心細い回復量だが、それでもこのゲームでは貴重な回復源になっている。

さらに、このくすりは、実は、「アイテムは8つしか持てない」のアイテムに含まれない。アイテム8つと別にくすりを6個持てる。

ボスとはなす

戦闘で「はなす」というコマンドがある。 このゲームでは、敵とはなすことができる。ふつうの魔物に話しかけても「?」と返されるだけだが、ボスに話しかけると、そのボスによっていろいろな反応がかえってくる。

てつのいのししではあまり重要な会話はできなかったが、ボスによってはかなり重要な情報をくれることも多い。

さらに、アテネで売っている「こころみのまど」というアイテムを使うと、普通に話すのとはちがうことをはなす。この方法でしか聞けない重要情報も多いので、機会があれば積極的にこころみのまどを使ってみる。このこころみのまどは、1つで何回でも使うことができるので、気軽に使える。

ペルラの村

ここでは300Gでかぎを売ってくれる鍵屋がある。かぎは、扉をあける。
この後は、武器防具をなおしながら、アテネとペルラで装備をととのえ、まず、てつのいのしし退治を目指す。

ちなみに、ボスはたおしても電源を切って、蘇生の呪文で再開したらボスは復活する。しかし、ボスをたおしたときにアイテムを落とすことがあり、それをまた取れるという利点がある。

ヒント

アテネやペルラに戻るのが大変・・・。たびのつばさというアイテムがあれば、いちど町の名前を聞いた町や村であれば選んで戻ることができる。手に入る場所のヒントはアテネにもある。

ろうそくをくらやみのところで使うと、まわりに明かりがついて少し見えるようになるが、見える範囲が狭く、一回つかったらなくなってしまう。ランプというアイテムだと、何度も使える上、見える範囲も広くなる。