2019/10/01

バトルシティー

バトルシティー
ナムコ
ファミリーコンピュータ

固定画面戦車ゲーム。司令部も防衛する必要があるシステム、スペシャルターゲットの支給状況など、そのときの場面の状況を考えた戦略性とゲーム性。とても面白いゲームで長く楽しめる。

説明書は以下より。ありがとう~⭐
げーむのせつめいしょ(仮)様
http://setsumei.html.xdomain.jp/famicom/battlecity/battlecity.html

追加基礎情報は以下より。2周目70面まででその後は1面ということと、スコップは一定時間の効果+破壊されたレンガを復活させることや2人プレイについてはここから。ありがとう~⭐
「FCのゲーム制覇しましょ」まとめ様
https://w.atwiki.jp/famicomall/pages/394.html

■操作方法

マイタンクを操作する。

上下左右で4方向に移動。マイタンクの半分の大きさずつ移動する。

AボタンまたはBボタンで砲弾の発射。これで敵タンクやレンガを破壊できる。また、砲弾を消すこともできる。

■ステージセレクト

タイトル画面でスタートボタンを押すと、セレクト画面に映る。最初は1だが、Aボタンで数字を増やし、Bボタンで減らせる。ステージ数は35。そこでスタートボタンを押すと、選んだステージからゲームが始まる。

これをパスワードコンティニュー代わりとして一通りステージ35までクリアするという楽しみ方もある。特に後半は厳しく、運がよくないとクリアが難しい。

ステージ35をクリアすると、ステージ1と同じフィールドで敵が強くなったステージ36が始まる。

■司令部

画面中央下に司令部があり、レンガで囲まれている。

そのレンガが破壊され、司令部に砲弾を受けるとゲームオーバー。

マイタンクが何台残っていてもゲームオーバーになる。そのため、マイタンクがたくさんある状態でも常に緊張感があり、このゲームのおもしろさの1つになっている。

ちなみに、マイタンクの砲弾を受けてもゲームオーバー。司令部とマイタンクの間の敵を破壊しようとして連打すると、勢い余って司令部にマイタンクの砲弾が飛ぶということがある。

■マイタンク

マイタンクは最初3台。20000点になると1UPだが、スコアでの1UPはそれ一回のみのようす。あとは、スペシャルターゲットの「タンク」を取ると1UPする。

敵に当たったり、砲弾を受けると1ミスで、司令部横から別のタンクが出動する。

また、スペシャルターゲットの「星」を取ると3段階パワーアップする。

●ノーマルタンク

初期戦車。

●速射砲タンク

砲弾が高速砲弾になる。ノーマルタンクより安心感が出てくる。

●連射砲タンク

2発連射できるようになる。かなり強力になる。ヘビータンクにも安心感が増える。

●スーパータンク

防弾壁を破壊できる。一見危険なように見えるが、防弾壁を破壊することで有利になるステージも多く、戦略の幅が広がる。例えばステージ7では防弾壁が多くそのままでは左右から敵が来る可能性があり安定させるのが難しいが、中段の防弾壁の左右を破壊すれば、そこから左右に攻撃して敵タンクを迎撃できるため安定感が増える。

■スペシャルターゲット

敵タンクの4台目、11台目、18台目には、赤く点滅するターゲットタンクが登場する。これを倒すと、スペシャルターゲットが出現する。出る位置はランダム。これを取ると、それに応じた軍事効果を発揮する。

しかし、重要な拠点にマイタンクがいる場合、そこを移動することは危険が伴う可能性がある。また、遠い距離や危険な位置に出た場合も取りに行くのが難しい。

危険を覚悟で取りに行くか、取らないでとどまって戦うかは、状況や出たスペシャルターゲットの種類によって選択する。

スペシャルターゲットを取ると500点。

壁に半分埋まっているような状態で出ることが多いが、その状態でも取ることが可能。これは、このような半分ずれた位置があるということを気づかせる。

バトルシティーではこの半分ずれた位置が重要になる場面も多い。半分ずれていても砲弾は当たる。また、その半分の位置の前に防弾壁やレンガがあれば向かってきた砲弾は当たらない。これらのことをこちらがうまく利用できれば効果的だが、敵に利用されるとピンチになる。

スペシャルターゲットが出ている状態で、別のターゲットタンクが登場すると、出ていたスペシャルターゲットは消える。

●星

マイタンクがパワーアップしていく。スーパータンクのときに取っても効果なし(点数500点が入る)。

●手りゅう弾

画面全体の敵タンクを爆発させる。このスペシャルターゲットを使って破壊した分の敵タンクのスコアは入らない。また、赤い点滅の敵タンクも手りゅう弾で破壊するとスペシャルターゲットが出ない。

●ヘルメット

一定時間バリアーを装備して無敵。

●スコップ

一定時間司令部のレンガが防弾壁になる。敵が司令部近くに迫っているときに取れると助かる。

ちなみに、司令部のレンガの一部が破壊されていた場合は、これを取ると回復する。

●タンク

マイタンクが一台追加。けっこう増えていくことも多く、マイタンクがたくさんあるとうれしいが、そのときでも司令部に砲弾を受けて即ゲームオーバーになる可能性を持っている。そのため、この1UPすら、取ると危険になりそうな状況では見送ることも考える。

ちなみに残りのマイタンクの数は数字で表示されるが、1桁しか表示がない。9台にはなったことはないので、9台でこのスペシャルターゲットを取ったらどうなるかはわからない。

●時計

一定時間敵タンクの活動が停止する。ヘルメットと比べて、止まった敵を撃破しやすく、司令部への侵攻も止めることが可能で、強力。

■敵タンク

敵タンクは1ステージにつき20台。20台すべてを倒すとステージクリア。

敵タンクは画面上部の、左端、中央、右端から登場する。画面には最大4台同時に登場する。

画面に出ていない、待機している敵タンクの数は画面右上にアイコンで表示される。

●ライトタンク

100点。

最弱戦車という記述だが、油断できない。

●装甲車

200点。

高速移動して、司令部近くに切り込まれたりして脅威。

●速射砲タンク

300点。

ライトタンクと似ているが、ライトタンクのつもりで対処していると、高速砲弾のために不意をつかれやすい。

●ヘビータンク

400点。

4発当てないと破壊できない敵最強のタンク。たくさん出るとより手ごわい。弾を当てるとごとに、色が変化する。ヘビータンクがターゲットタンクだった場合、1発当てた時点でスペシャルターゲットが出る。

■地形

●レンガ

砲弾で破壊できる壁。レンガのある分だけ砲弾をガードできる。

●防弾壁

通常の砲弾で破壊できない壁。司令部の真上に一つも防弾壁がないステージの場合、上のレンガが破壊されると、中央上の敵出現位置から司令部に直接砲弾が届くため注意が必要になる。

●川

侵入できないが、砲弾は通す。これが不意をつかれやすい。

●森

同じように移動できるが、木によって森に入っているマイタンク・敵タンクともに見えにくい。葉っぱの隙間から少しは見えるが、向きや正確な位置がわからず、止まっていると、ほとんど見えない。弾も見えないため、対処が難しくなる。

●氷原

少し滑る動作をする。

■2人プレイ

Iプレイヤーがイエロータンク、IIプレイヤーがグリーンタンクを操作する。2人プレイはよりおもしろいとのこと。

ステージ終了時に敵タンクを撃破した数が多いプレイヤーに1000点ボーナスが入る。

■コンストラクション機能

バトルシティーにはコントラクション機能があり、自分だけのオリジナルバトルフィールドを作って遊ぶことができる。

タンクがカーソルとなり、セットしたい場所に移動、Aボタンでフィールドキャラクターが順番に出て、Bボタンでキャラクターを戻す。セットしたいキャラクターのときにカーソルを移動させると、カーソルタンクのあったところにキャラクターがセットされている。

フィールド完成後スタートボタンを押すと、タイトル画面に戻る。その後、1人用か2人用を選んだらステージを選ぶ。このステージの敵タンク構成で、作ったフィールドのステージが始まる。このステージをクリアすると、選択したステージナンバーの次のステージが始まり、その後はそのままゲームが続行される。

■戦略性

例えば、ステージ1は、中段あたりの左右のレンガを破壊すれば、その段から左右に攻撃できるで、そこで左右からくる敵タンクを迎撃でき、安定しやすくなる。

このように、ステージごとに独自の戦略を立てると、より有利になったりする。

ステージ2はなかなか難しく、どのような戦略を立てるか悩むところ。いろいろな方法があるような感じで、プレイヤーによってさまざまな方法を編み出していく楽しみがある。

■結果報告

ステージクリア後、または、ゲームオーバー後に結果報告画面になる。

現在のステージと、撃破した敵タンクの数と得点が表示される。得点はすでに獲得している得点で、この画面で敵タンクの得点は加算されない。

■ハイスコア

ハイスコアになってゲームオーバーになると、結果報告画面のあと、ファンファーレとともに画面いっぱいに輝くレンガでつくられた数字でハイスコアが表示される。とてもうれしい画面で達成感が大きい。

私のステージ1からスタートしての最高は、運よくステージ21までで、112300点。星を取れてパワーアップを維持できれば進みやすい。逆に、パワーアップがない状態でも粘って進む楽しみもあり、その場合、進んだステージは多くなくても、難しい局面を突破した達成感がある。いろいろ奥が深く、とてもおすすめのゲーム。