2022/11/21

ぺんぎんくんWARS

ぺんぎんくんWARS
アスキー/UPL
ファミリーコンピュータ

『ドジボール』というオリジナルのボールゲーム。自キャラクターは「ぺんぎんくん」、対戦相手は、ネコ、パンダ、コアラ、ビーバー。特徴的なグラフィックや音楽も良く、他にはない個性的なゲームでおもしろい。新鮮な感覚でおすすめ。

最初5個ずつ自分と相手のコートにある10個のボールをすべて相手のコートに入れたら勝ち。投げたボールが当たると一定時間動けなくなる。制限時間は60秒。タイムアウトはボールが少ない方が勝ち。5個の引き分けの場合は爆弾ボールを追加した30秒のドローゲームで勝敗が決まる。


説明書は以下を参照。ありがとう~🐧
げーむのせつめいしょ(仮)様

追加の情報は以下を参照。ありがとう~🐧
「FCのゲーム制覇しましょ」まとめ様

■ゲームスタート

●人数の選択

タイトル画面でスタートボタンを押したら、「1 PLAYER」と表示される。このとき、セレクトボタンを押すごとに、2 PLAYERS 、3 PLAYERS と変わっていき、最大8 PLAYERSとなる。8 PLAYERSのときにセレクトボタンを押すと、1 PLAYERに戻る。

このように1人~8人まで遊べるゲームになっている。

●名前を入れる

人数を決めたら、次に、「INPUT PLAYER 1 NAME」という画面になる。ぺんぎんくんごとに名前を聞いてくる。

3文字までのアルファベットと、空白文字と、ドット「.」、!マークが使える。この名前は、トーナメント表画面、試合開始前と勝負決着後、トップ5ランキングの表示に使われる。

上下ボタンでアルファベットを変更して、文字を選んだらAボタンで次の文字に進む。Bボタンで戻る。

3文字目でAボタンを押すか、途中まででもスタートボタンを押すとその名前で登録される。

選んだすべての名前を入れたら、トーナメント表画面になり、いよいよゲームスタートとなる。

●トーナメント表

1人用では、1回戦がネコ、2回戦がパンダ、3回戦がコアラ、4回戦がビーバーと決まっている。

2人~8人用では、それぞれ名前をつけたぺんぎんくんがいる。2人~8人用でも最初はコンピュータと予選となり、予選で負けると、各プレイヤーのぺんぎんくんと対戦できない。

■『ドジボール』ルール詳細

●3セットマッチ

1試合3セットマッチ。2セット先に取った方が勝ち。
取ったセットは、画面の中央右にある、スコアボードに表示されている。けっこう細かい演出。

●ボール

最初の持ちボールは5個ずつ。

10個全部相手のコートに入れると1セット勝ちのうえに「パーフェクトゲーム」となって高得点ボーナスが手に入る。

10個全部自分のコートに投げ込まれると1セット負け。

●ボールを取って投げる

AボタンまたはBボタンでボールを取り、投げる。

1回目でボールを取り、2回目で投げる。

手前に落ちているボールを取る。

何回戦か、または、時間経過等で投げるボールのスピードも変化する。

●移動

ぺんぎんくんを左右ボタンで左右に移動させる。

●ボールを当てると

動物にボールが当てると、動物が倒れてジタバタしてしまう。

その間にさらにボールを当てると、起き上がってボールを投げる間もなく、さらにジタバタするので、これが勝つポイントになる。

逆にボールが当たると、連続でボールが当たって動けないまま負けることも多い。

倒れた場合、AボタンまたはBボタンをできるだけ速く何度も押すと、早く起き上がることができる。

●障害物

時間経過等によって画面中央に障害物が左右に往復する。跳ね返ったりしてとてもやっかい。障害物は周回や何回戦かによって異なる。

●ななめ投げ

一定時間を過ぎると、「ななめ投げ」ができるようになる。押している方向にボールをななめ投げする。いつからななめ投げができるかは、周回や何回戦かによって異なる。

うまくねらえるようになると効果が絶大とのこと。私はまだうまく使いこなせていない気がする。

その時間以降に、ボールをまっすぐ投げたい場合は、方向キーを押さずにボールを投げる必要がある。

倒れてジタバタした相手がボールから遠く、敵の起き上がりが早いときには、ななめ投げの軌道で当てる方法もある気がする。

●制限時間

60秒の制限時間があり、タイムアウトの場合は、ボールが少ない方が勝ち。

●ドローゲーム

タイムアウトのときに5個ずつで引き分けになったら、制限時間30秒の「ドローゲーム」が始まる。ドローゲームでは、10個のボールのほかに1個の爆弾が出てくる。

この爆弾は、5秒以上自分のコート内にあると、爆発して負けになってしまう。

また、制限時間30秒がなくなったときに、爆弾が自分のコートにあると爆発して負けになってしまう。

全部のボールと爆弾を投げ込んだ場合も、その時点で爆弾が爆発して勝敗が決まる。

なお、ドローゲームや2周目コアラのように、爆弾ボールがある場合、最初に、前のプレイヤー側に爆弾ボールが落ちてくる。初期位置では当たらない位置に落ちてくるので、通常は当たらないが、スタートのホイッスルが鳴る前から左右で位置を変えることができ、そうしているとスタート時に転がってくる爆弾ボールに当たってジタバタするので注意。

●ポーズ

ゲーム中はスタートボタンでポーズ。ボーナスステージ中も可能。

■ボーナスステージ

ボーナスステージは1人用のみ。

各GAMEの間にはボーナスステージが入る。ボーナスステージの結果によらず、次のGAMEになる。点数がより多く獲得できる。

●エアーピンボール

ネコに勝ったあとのエアーピンボールはネコと対戦。
ビーバーに勝ったあとのエアーピンボールはビーバーと対戦。

出てくるボールを手持ちのバンパーではね返し、向こうのコートに入れるボーナスステージ。ボールは時間が経つと新たなボールが登場し、合計10個のボールが出てくる。

AボタンまたはBボタンを押すと、バンパーが光る。このときにボールが当たるとボールが速くなる。

相手側のコートに入ったボールの数がボーナス点。ボールの数×点数
点数はボーナスステージによって異なる。

このボーナスステージで、ボールの反射の動き、奥行き、ボールの速さに慣れることができる。

●爆弾もぐら飛ばし

パンダに勝ったあとのボーナスステージ。

10個の穴からもぐらが顔を出す。爆弾ボールをぶつけて吹き飛ばしていく。吹き飛ばしたもぐらの数がボーナス点。もぐら×点数。

爆弾ボールはどんどんコートに追加される。

このボーナスステージではななめ投げができる。ななめ投げの練習になったり、運よくボール出現し続ける場所が良ければ、そこでまっすぐ投げ続けてたくさん当たることも多い。

●爆弾ボールゲーム

コアラに勝ったあとのボーナスゲームで、コアラを相手に爆弾ボールを投げ合う。コアラが爆発した数がボーナス点。なかなかコアラが爆発しないので、点数がなかなか入らない。

最初からななめ投げができ、障害物もある。この状況でななめ投げの実戦練習や、コアラと対戦する練習になる。ボーナスゲームのため、勝ち負けはないので、気楽に試すことができる。

■ゲームの流れ

ここでは、1人用(1 PLAYER)で進めていったときのメモを紹介(2人用~8人用では対戦するコンピュータの強さは何回戦かによって強さが変わるとのこと)。

■GAME 01 ネコ

パーフェクトゲーム 5000点+残り時間×50点
そのほかの勝ち ボール数×500点
ボールを当てた時 1000点
ボーナスステージ ボール数×1000点

1回戦。最初の相手なので、いちばん戦いやすいものの、慣れないとけっこう負けることも多い。

けっこう適当に投げてもボールに当たることも多い。しかし、なかなか当たらないこともある。

■GAME 02 パンダ

パーフェクトゲーム 10000点+残り時間×100点
そのほかの勝ち ボール数×1000点
ボールを当てた時 1000点
ボーナスステージ もぐら数×1500点

2回戦。じっくりとねらってくる。ネコより手ごわい。

それでも、適当に投げたボールに当たることもけっこうあり、チャンスになるが、こちらがボールに当たって負けることも多い。

■GAME 03 コアラ

パーフェクトゲーム 15000点+残り時間×150点
そのほかの勝ち ボール数×1500点
ボールを当てた時 2000点
ボーナスステージ コアラが爆発した数×2000点

3回戦。とても大きな壁。投げたボールを避け、速いボールを次々投げてくる。ボールに当たると、とてもピンチ。

まっすぐのボールはよけるので当たらない。しかし、跳ね返ったボールを避けるのがそれほど得意ではないところがちょっとした弱点。スタート直後ならば、投げてくるボールにボールを当てれば、斜めにボールが移動して両サイドに反射する。終盤ならななめ投げでも反射させることができる。

また起き上がりも1周目のコアラは早い方ではないこともちょっとした弱点で、コアラが倒れたら落ち着いて当てていくと、運が良ければ勝てたりする。

■GAME 04 ビーバー

パーフェクトゲーム 20000点+残り時間×200点
そのほかの勝ち ボール数×2000点
ボールを当てた時 2000点
ボーナスステージ ボール数×2500点

4回戦。ボールが速く、確実にねらってくる。倒れた時の復帰も少し早め。しかし、コアラほどまっすぐのボールを避けない気がするので、コアラに勝てれば、運が良ければ勝てる可能性が出てくる。

しかし、特にななめ投げができるようになったら、ななめ投げで狙ってくるので手ごわい。

コアラでの勝率が上がると、ビーバーでの勝率が下がったりする。

■GAME 05 ネコ

パーフェクトゲーム 25000点+残り時間×250点
そのほかの勝ち ボール数×2500点
ボールを当てた時 3000点
ボーナスステージ ボール数×3000点

2周目1回戦。最初から障害物が中央で左右に往復する。形が変化して、通り抜けたり反射したりする。

障害物は、終盤あるときにボールに当たって消えたりする。というよりもボールが当たるたびに障害物のグラフィックが変化して、最終的な形態のときにボールが当たると消える気がする。

■GAME 06 パンダ

パーフェクトゲーム 30000点+残り時間×300点
そのほかの勝ち ボール数×3000点
ボールを当てた時 3000点
ボーナスステージ もぐら数×3500点

2周目2回戦。スタート直後、真ん中にバンパーが左右に往復して、常にボールをはね返すため難しい。

バンパーや障害物があるときに倒れている相手にボールをまっすぐ投げるときは、時間に余裕があれば、少しタイミングを待って投げる方法も有効。しかし、余裕がないことも多く、運による。

■GAME 07 コアラ

パーフェクトゲーム 35000点+残り時間×350点
そのほかの勝ち ボール数×3500点
ボールを当てた時 4000点
ボーナスステージ コアラが爆発した数×4000点

2周目3回戦。1周目のコアラよりさらに手ごわい。起き上がりも早い。このステージでは、最初から爆弾ボールがある。これを相手コートで爆発させることが重要になる。

爆弾はドローゲームのときと同じ特性。5秒以上自分のコートに置いていても負けになってしまうので、爆弾を5秒以上置かないように、また、ボールに当たらないように注意してチャンスを待つ。時間切れのときに相手のコートに爆弾があるようにする方法と、コアラにボールが当たったときに運よく自分のコートのボール配置が良ければボールを当てて何とか起き上がれないようにする方法がある。起き上がりは早いが、なんとか連続で当てることができることもあり、運が良ければ5秒以上倒れたままにできて勝てることもある。特に後半のボールが速いときにはボール配置によっては可能性がある。

時間切れ間際で相手が爆弾を持っていたらその爆弾にボールを当てて運よく相手のコートに押し戻せば勝てる。

■GAME 08 ビーバー

パーフェクトゲーム 40000点+残り時間×400点
そのほかの勝ち ボール数×4000点
ボールを当てた時 4000点
ボーナスステージ ボール数×4500点

2周目4回戦。障害物は2周目1回戦のネコと同じようす。

最初からななめ投げが可能で、ビーバーも積極的に使って狙ってくる。

手ごわくなったネコと思って戦えば、思ったより楽なこともあるが、けっこう手ごわく、私が初めて2周目のビーバーまで行けた時には負けてしまった。2回目に行けたときにはじめて2周目クリアできた。しかし、その後3回目に行けた時は負けたのでやはり手ごわい。

■3周目(GAME 09以降)

パーフェクトゲーム 50000点+残り時間×500点
そのほかの勝ち ボール数×5000点
ボールを当てた時 5000点
ボーナスステージ 数×5000点

3周目では、1周目と同じ障害物に戻るものの、起き上がりが1周目や2周目より早くなっていてかなり手ごわくなっている。

3周目ではスコアが固定になる様子。スコアもより多く入るので、さらなるスコアアタックにチャレンジするのもおもしろい。

私の最高は、GAME 11までで、1515500点。3周目のコアラは、1周目のコアラが起き上がりが早くなってものすごく手ごわい。1セットは60秒のタイムアップのボール数で上回って勝てたもののなかなかうまくいかない。ドローゲームに持ち込まなければ2周目のような爆弾ボールもないので、とても難しい。

2周クリアできてうれしい😊😊🐧