マインドシーカー
ナムコ
ファミリーコンピュータ
とても個性的な「超能力開発ソフト」。グラフィックの細かいアニメーションパターンが豊富で、音楽も独特の雰囲気を表現している。「透視」「念力」「予知」のトレーニングを繰り返して超能力を引き出すことが目的。このソフトにチャレンジして、なんとか最終イベントクリア。
説明書は以下に。ありがとう~⛲🌹🌼
げーむのせつめいしょ(仮)様
■タイトル画面
タイトル画面でしばらくすると、スクロールして説明文が表示される。スタートボタンを押すと、メニューが表示される。
●CONTINUE
セーブしたところから再開する。
セーブデータは1つのみ。
●NEW GAME
最初からゲームを行う。
名前を決めて(ひらがな5文字)、メッセージスピードを選択して、「とうりょくしゅうりょう」選ぶと、ゲームスタート。
●MESSAGE SP
メッセージスピードを1~5の5段階で選択。デフォルトは3。1が速く5が遅い。
最終イベントでは1を選択すると効率が良い。これは選択するとすぐにデータに反映される。
■FEEL
マインドシーカーでは、まず、画面を「FEEL」する。FEELを選ぶと、画面内にカーソルが出現するので、カーソルを移動させて、反応がありそうな場所でAボタンを押す。
何もない場所では「なにも かんじないぞ!」と表示される。近くに反応がある場所があっても、少しずれると外れるので、その時はカーソル位置を少し変えてみる。
キャンセルはBボタン。これで、FEELかEXITかの選択に戻る。
■EXIT
画面の場所から出るには「EXIT」コマンドを使う。
■自分の部屋
セーブできたり、データを見たりできる場所。序盤では、自室とコンピュータルームを行き来する。
■コンピュータ
●じょうほう
次に何をするかの指示が聞ける。
●きろく
きろくを選ぶと、さらに2つのサブメニューが表示される。
★せーぶ
データをセーブする。
「セーブしても いいですか?」に「はい」を選ぶとセーブされる。
そのあと、「セーブが しゅうりょうしました トレーニングを つづけますか?」と聞かれる。
はいを選ぶとゲームに戻る。
いいえを選ぶと、「リセットボタンを おさずに でんげんを きってください」というメッセージが表示され、ボタンを受け付けなくなる。表示通り、電源を切るしかない。
★でーた
トレーニングのデータが見れる。
2つの画面があり、最初はグラフ表示、Aボタンを押すと一覧表になる。
グラフ表示は最新5回分の結果による傾向を表示する。このデータはセーブされない。
一覧表では、以下の成績が「透視」「念力」「予知」ごとに表示される。
トライスウ(トライ数)はトレーニングの回数
+シコウスウ(+指向数)は平均値を越えた回数
-シコウスウ(-指向数)は平均を下回った回数
ヘイキンチ(平均値)はプレイヤーの成績による平均
サイダイチ(最大値)
サイショウチ(最小値)
●めいそう
意識のバイブレーションを上げるための瞑想を行う。
瞑想の説明では照明を落としてくださいとあるが、夜の場合は、暗いところで明るい画面を見るのは目に悪い気がするのでしないほうが良い気がする。
画面にマインドパターンのグラフィックが表示される。惑星とその周りを回る衛星のようなアニメーション。ゆったりした気分で見つめ、イメージをできるだけ広げる。ここでは音楽が良いのでイメージしやすい。
この瞑想のときの音楽がマインドシーカーで一番お気に入り。
●EXIT
EXITを選ぶと、序盤はコンピュータルームに移動する。
卒業検定をクリアした後は、自分の部屋でEXITを選ぶと、「まっぷ」と「しせつない」が選べる。
「まっぷ」は外に出てマップ画面になる。「しせつない」はコンピュータルームに移動。
■コンピュータールーム
コンピュータルームではガイド役の「エスパーキヨタ」と名乗るキャラクターが登場し、説明をする。
中央のコンピューターをFEELすると、メニューが表示される。
また、序盤はいろいろスクール内でイベントがある。そのときは画面内の特定の場所をFEELする必要もある。表示されているグラフィック内にあるものを見て、指定されているものののようなオブジェクトにカーソルを合わせてFEELする。ぱっと見わかりにくいものも多いので、いろいろな場所にカーソルを合わせてFEELしてみる。
■トレーニング
このゲームでは「透視」「念力」「予知」という3種類のイベントがある。この3種類をトレーニングすることができる。
●透視
表示されているものを「透視」して、5つの中から何が入っているかを当てる。
トレーニングでは、上に表示されているカードが、5つのカードの絵柄のうちどれかを
当てる。20回行う。
●念力
心の中で念じた時にAボタンを押す。「念力」に成功するとランプがつく。
トレーニングでは40回行う。
●予知
何が出てくるか、どの位置に出てくるかを「予知」する。5つの項目から選ぶ。
トレーニングでは、どの位置にランプがつくかを「予知」する。20回行う。
●セット
セットを選ぶと、「透視」「念力」「予知」のトレーニングをそれぞれ5回ずつ連続で行える。終了後は、エスパー度や、透視、念力、予知の各成績分析を行ってくれる。
■トリップ
リラクゼーションの姿勢や呼吸やイメージのそれぞれの説明がある。グラフィックとアニメーションがある。
■卒業検定
一通り指示通り進めていくと、コンピュータルームのコンピュータの項目に「けんてい」が増える。
これを選ぶと卒業検定となる。規定ポイント以上を達成すると、合格。
卒業検定に合格すると、自分の部屋のEXITを選んだときに「まっぷ」という項目が出る。いよいよ、スクールの外に出て、シティの各場所に移動できるようになる。
■ゲームモード
ゲームモードでは、PSIというサイポイントを一定数貯めるとレベルが1つ上がる。レベル10の次は、最高のレベル∞となる。
レベルアップすると、エスパーキヨタからメッセージがあり、次のレベルまでのサイポイントがわかる。
レベルが上がると、行えるイベントが増えていき、また、イベントのグラフィックの種類も増えていく。グラフィックやアニメーションはけっこう種類がある。
レベルアップに必要なサイポイントはレベルが上がるにつれて多くなるが、手に入るPSIも増えるので、けっこう貯まりやすい。ただし、失う場合も失う量が増える。
■サイキックシティ・マップ
赤い丸が現在いる場所。他に色がついているところが選択している場所。出たところにすぐに戻ることはできない。いったん別の場所に移動してから出ると選択できる。
移動できる場所は、スクール(超能力開発センター)、サイパーク、サイサロン、サイランド。レベルが∞になると、パワースポットにもテレポーテーションで行ける。
■ゲームモードのイベント
各場所では、イベントがあり、「透視」「念力」「予知」を使う。右上の3つのアイコンはそれぞれ左から「透視」「念力」「予知」を示し、これから使う超能力があるとそのアイコンが光る。
ここで「念力」は、トレーニングと少し異なる。画面右に縦に結果が表示される。上の数字はクリアまでに必要な成功数を示す。Aボタンを押す回数は10回まで。そのため、8や9はかなり難しい。その場合できる可能性が低いものの、なぜかできるときもあり、出来た時はもらえるサイポイントも多い。
イベントはサイパークやサイサロンでは主に5回挑戦できる。1回目でクリアした時が最もサイポイントが多く、2回目、3回目、4回目、5回目ともらえるサイポイントが減っていく。
移動中のイベントの挑戦回数はそのときによって異なる。
■イベント後
サイパークやサイサロンのイベントでは、そのイベントはサイパークやサイサロンに入った時に1回しかできない。出て入りなおすと再びできるようになる。
また、イベントを行ったのが、人物の場合、イベント後、成功したか失敗したかにかかわらず、出る前にFEELすると、情報(セリフ)が聞ける。これはキャラクターごと、レベルごとにセリフが異なる。レベルが上がると、前のレベルのセリフは聞けない。けっこう1回のプレイでは聞き逃すセリフもあったりする。
■移動中
選んだ目的地までは自動で進んでいくが、移動中、RPGの敵エンカウントのような感じでキャラクターに会う。
チャレンジ回数が決まっていて、その回数以内に成功させないと、サイポイントが一定量減ってしまう。
特に「サイマスターのグルー」は減少が大きいうえに、失敗するたびに苦言が入るので、会いたくないキャラクター。RPGにたとえるなら強敵ザコという位置づけ。
謎の雰囲気の「ジエリコ」さんはそれより減少が少ない。セリフも謎めいていて当たり障りがなく、普通という印象。
また、るんるんギャル、きゃぴきゃぴギャルを自称する「しのぶ」さんは、失敗しても10ポイントしか減らない上、時々ボーナスをくれるので、出会うと安心。しかし、出会える確率は上記2人より低め。
■サイパーク
シティの憩いの場所。
噴水の前に人がいるが、レベル1では会話できない。レベル2になると話ができる。去年スクールを卒業したという先輩の「マミ」さんは、噴水関連のイベント。レベルが上がると、イベントの種類が増えて3種類のイベントがある。
後ろのほうにも人がいる。左上の人は下の方をFEELしても会話できないが、上の方をFEELすると会話できる。
右下には花壇がある。花を「念力」で咲かせるイベント。
後ろのほうの塔の四角いところをFEELすると、出てくる飛行船の色を「透視」するイベントがある。
■サイサロン
スクールを卒業したエスパーのたまり場。
「エスパーありま」は「念力」を使うスプーン関連のイベント。レベルが上がると、イベントの種類が増えて3種類のイベントがある。
右の後ろのほうには「予知」イベントができる置物がある。
右下にあるガム販売機。レベルが上がると、「透視」イベントがある。
ガム販売機の上のほうにあるシンセサイザーがけっこうわかりにくい。レベルが上がると、「念力」で音楽を演奏するイベントがある。
■サイランド
ゲームセンターのような場所。
インストラクターの「みなこ」さんがいる。FEELするとゲームのメニューが表示される。選ぶと、ゲームの説明も聞くことができる。
「れーす」「かーど」「ぱねる」の3種類がある。それぞれ一定のレベルに達していないとできない。また、一定量のサイポイントが必要。
「れーす」と「かーど」は、みなこさんと対戦。「ぱねる」ではみなこさんが応援してくれる。
こちらはギャンブルのように、一定量サイポイントを賭けて勝つと倍になるというような感じになる。負けた時のサイポイントの減少が大きいため、通常は、ここではなく、サイパークとサイサロンを行き来した方が貯めやすい。
しかし、「れーす」「かーど」「ぱねる」それぞれグラフィックと音楽が用意されているので、気分転換に活用できる。
ただ、道のりとしてやや遠く、移動中のキャラクターに出会いやすいのが難点。ゲームをするのに必要なサイポイントが貯まっていても移動中に減らされて着いた時にはできなかったということもある。
「れーす」では、みなこさんが「うさぎ」、プレイヤーは「かめ」となり、「念力」で動かしていく。先にゴールした方が勝ち。「念力」が成功すると遠くまで動き、失敗すると動きが少なくなる。どちらが先攻かはそのときによって異なる。
「かーど」では、最初にみなこさんが出すカードを「透視」して、こちらが出すカードを選ぶ。1~5のカードがあり、同じカードは2回出せず、出したカードにはマークがつく。大きいカードを出した方が勝ち。5は1に負ける。同じカードの場合はみなこさんの勝ちとなる。5回勝負で3勝した方の勝利となる。
「ぱねる」は、上下左右ボタンを押すと女の子が動くが、上下左右がどの方向の移動に対応しているかは移動のたびに変わる。それを「予知」して上下左右ボタンを押すことになる。周囲に0、I、II、IIIというパネルがあり、サイポイントの倍数となる。その場所に女の子が移動したら、その数×賭けたサイポイントがもらえるサイポイントがになる。「I」ならば増減0なのでセーフだが、ゲームとしては負けとなる。
パネルは24個あり、0が12個、Iが6個、IIが4個、IIIが2個ある。
「ぱねる」のときの移動キャラクターやインストラクターのみなこさんを主人公としたゲームがしてみたくなる。
各ゲームは1回勝つと、グラフィックが変化する。その状態で勝つと、さらに別のグラフィックになる。負けると最初のグラフィックに戻る。このように各ゲームは(おそらく)3種類のグラフィックが用意されている。
「れーす」では3連勝したときに3つ目のグラフィックの後最初に戻ることを確認した。しかし、「かーど」「ぱねる」では、2連勝はできて3つ目のグラフィックを見ることはできたが、3連勝はしていないので、次が最初に戻るかどうかは確認できていない。また、4連勝以上したら別の風景があるという可能性もわずかに残されているが、私は確認できない。
■パワースポット
レベルが∞になったら、マップ上中央の今まで行けなかった場所にテレポーテーションで行くことができるようになる。ここが、パワースポットでマインドワールドに進む最終イベントにチャレンジすることになる。
まず、扉があり、「念力」で、40回中24回成功させればクリア。この一番最初の扉のクリアは、ここから出ても保持され、その後は次のイベントからになる。
しかし、次のイベントからがものすごく難しい。
再び同じ扉があり、同じように、「念力」で40回中24回成功させればクリア。しかし、そのあとも続きがある。
5つの扉があり、正解はどれかを「透視」する。失敗すると、マップ画面に戻るが、再度パワースポットにはいると、その前の扉のところからとなる。連続で成功させなければならず、厳しい。
しかも、この5つの扉を正解しても、さらに扉があり、同じように40回中24回成功させなければならない上に、失敗して入りなおすと、2つ前の扉からとなる。3回連続成功させなければならず、かなり厳しい。
「念力」で、40回中24回成功の正確な確率はわからないが(50%の確率の事柄が40回中24回成功する確率を計算する必要がある)。ざっとメモを見た感覚的に大雑把にいうと10分の1ぐらいのようす。
つまり、10分の1×5分の1×10分の1なので、ざっくり見ておよそ500分の1という厳しいクリア確率なる。
私がクリアするまでにかかったのは460回ぐらいだったので、その確率に近い感じになっている。
なんとかクリアすると、エンディング。
なお、エンディングが始まってすぐのときはAボタンを押すと次に進むが、そこからメッセージ画面になるまで30秒ほど画面が停止する。フリーズしたか不安になるが、待っていると次の画面になるので安心。メッセージ画面は音楽が良い。
とっても大変だった・・がクリアできてうれしい😊⛲🥄🌼🌹🪐
■ーかみー
ちなみに、クリア後電源を切り、改めてコンティニューでそのデータを再開すると、名前が「ーかみー」になるようすで、「ーかみー」または「ーかみーさん」と呼ばれるようになる。
通常の名前の登録では、「-」という文字がないので、このような名前を付けることはできない。
そして、名前が「ーかみー」の状態でパワースポットに行くと、なんと、最初の扉のクリア成功数が「20」になっていた。3つ目の扉も同様に「20」。そのため、クリア確率は20分の1。およそ500分の1に比べれば、はるかにクリアしやすい。
「ーかみーさん」と言われたくない場合は、最初から始めるしかなさそう。
■レベル∞でのイベント
レベルが∞になると、レベルは上がらないが、イベントを成功させることでサイポイントは貯まっていく。
パワースポットへ行く、パワースポットから他の場所に行く場合は、テレポーテーションでの移動のため、移動中のキャラクターに出会わなくても済む。そのため、パワースポットを経由する移動方法もある。
イベントに若干変化があり、サイパークやサイサロンでも制限回数が表示されるイベントがある(通常の5回までのイベントでは残り回数は表示されない)。その場合、制限回数以内に成功しないとサイポイントが減る。また、そのとき、制限回数がとても多い場合があり、その場合、回数の数字のところの文字がバグ表示となる。
貯まったサイポイントは、サイランドでのゲームをするのに活用できる。いままでより気楽にサイランドのゲームをすることが可能。パワースポットのイベントでなかなかクリアできないときはこちらを試してみるといいかもしれない。また、サイランドの各ゲームですべてのグラフィックを見ることにチャレンジしてみるのもいいかもしれない。